内容説明
韓国の「非婚」ムーブメントを代表する話題の2人組YouTuber、初エッセイ。
目次
BEFORE(結婚しないって言ってたあの子、一人で楽しくやってるって;“Valenti”から“Girls On Top”まで)
AFTER(結婚;体;声;愛;財テク;キャリア)
NOW(私たちが夢見る未来)
著者等紹介
すんみ[スンミ]
翻訳家。早稲田大学文化構想学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程修了
小山内園子[オサナイソノコ]
韓日翻訳者。東北大学教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二人娘の父
8
娘と行った #kbookfes で娘が購入し、訳者の1人である小山内園子さんにサインまでもらった記念すべき一冊。娘は即行で読了し「早く読め」と言われていたので、これでひと安心である。内容は父親としても男性としても、また実際に結婚という選択をした人間として、深く考えさせられた。一つ前に読んだ『母親となって後悔している』と直接リンクしている。というか同じテーマである。若き著者らの選択(=非婚)に対して、私がジャッジすることはできない。自分が選択したことを大事にすることが悪いことなどどは絶対に言えないのだ。2025/03/25
Jessica
6
私は「人権」という言葉そのものが怪しいこの国でずっと生きていく気も、その意味がわからない人と結婚も子育てもする気ももともとなくて。 本作はそもそも非婚という言葉をよくわかっていなかった自分に新しい道を提示してくれた本でした。著者二人の真っ直ぐな行動とそこに至るまでの試行錯誤の様子に心を打たれます。 それにしても韓国のフェミニストたち、フェミニズムブックスたちに共通する女性の連帯感の強さったら。分断を煽るメディアに慣れすぎて、大前提の問題然りながらもそこに羨ましさを感じてしまいます。2024/05/19
メメント・モピ
2
恋の芽生えの種が発芽しそうになっていた人にパートナーがいることが分かり、あっさりその人のことがどうでも良くなったタイミングで読んだ。私は人生や日常において恋愛の重要度が相当低いため、結婚に対する熱意もない。それは、私が女性も一人で生きられる東京で生まれ育ち、私の好きなように生きることを応援してくれる母のお陰もある。この本を読んで、たしかに、世の中には異性愛夫婦に人々を押しこめる圧力があること、その枠にハマれなかった人は「可哀想な人」認定されることに改めて気がついた。2024/09/09
ゆきんこ
1
非婚を否定しないことは良いことだと思うけれど、結婚を否定するような書き振りなのがちょっと気になる。非婚を選んだ皆は輝いていて、結婚を選んだ子たちは皆苦しんでいる。そうなの?
まりんこ
0
結婚することがデフォの未婚、既婚というモヤるワードに対して、結婚「するつもりありませんよ」ていうのが非婚だと思ってたのでいいな、と読んでみたら、ちょっと違った。この本でいう「非婚」は「家父長制から自由になる為、みんな結婚なんてやめよう!」ていう明確な主張だった。お互いの価値観を尊重すべきであり、結婚したい人はすれば良いのでは。枠に嵌められたくなかったはずなのに、また別の枠を作っちゃった感じで何だかな〜。あとメイクも長い髪もハイヒールも、男性の為でなく、自分が好きでやってる女子もいるよ!2024/09/25