セミコロン―かくも控えめであまりにもやっかいな句読点

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セミコロン―かくも控えめであまりにもやっかいな句読点

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  • サイズ B6変判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865283839
  • NDC分類 831.7
  • Cコード C0080

内容説明

小さなトラブルメーカーが巻き起こす波乱万丈の文化史。

目次

はじめに 言葉のルールをめぐる愛憎
1章 音楽を奏でるように―セミコロンの誕生
2章 科学的規則を目指して―英文法戦争
3章 ファッションアイテムからトラブルメーカーへ
4章 ゆるい条文と自制心―句読点ひとつでボストン中が大混乱
5章 解釈に伴う偏見と慈悲
6章 ルールを岩に刻み込む―現代の試み
7章 セミコロンの達人たち
8章 切なる訴え、単なる気取り―セミコロンを使うのはひけらかし?
おわりに ルール違反?

著者等紹介

ワトソン,セシリア[ワトソン,セシリア] [Watson,Cecelia]
現在、バード大学の訪問研究員。セントジョンズ・カレッジでリベラルアーツ学士、シカゴ大学にて哲学修士、科学概念・科学史博士。以前はアメリカ人文系学会協議会(ACLS)の特別研究員としてイェール大学人文学科・哲学科に所属したほか、マックス・プランク科学史研究所の研究員や、ベルリンの芸術センター「世界文化の家」(Haus der Kulturen der Welt)で科学コンサルタントの経験もある

萩澤大輝[ハギサワダイキ]
1992年生まれ。神戸市外国語大学大学院博士課程を単位取得満期退学し、現在は近畿大学経営学部特任講師。専門は認知言語学、語形成

倉林秀男[クラバヤシヒデオ]
1976年生まれ。杏林大学外国語学部教授。博士(英語学)。専門は英語学、文体論。日本文体論学会代表理事(2018年~2020年)、会長(2020年~)、日本ヘミングウェイ協会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

58
【ささやかな記号だけれど、そのいたずらっぽいインクの滴には壮大な思いが凝縮されている。セミコロンの生い立ちは、句読点だけでなく言語とその規則一般についての物語でもある】英文法の世界で長く論争を巻き起こしてきた記号;英文法家たちの仁義なき論争や、校正者に句読点の使い方を指摘され激怒したマーク・トウェインなど、句読点をめぐる文化史を紹介。<句読点は文の論理構造を明示するだけでなく、それを超えた意味合いを生み出すこともできる。すぐれた句読点には音楽を奏でたり、絵を描いたり、感情を喚起したりする力があるのだ>。⇒2023/11/03

かもすぱ

8
セミコロンが引き起こすいろいろについての本。そもそもセミコロンは日本語の文中で使ったことがないし、邦訳される際に隠される存在でもある。コロンやピリオド、コンマとの違いもはっきりわかっていなかった。でも英語話者でも大体そんな認識らしい。この本ではセミコロンが生み出される場面から、セミコロンが巻き起こす文法騒動・条文騒動、セミコロンが生み出した名文などを紹介し、最後にセミコロンを使える人間とは何者なのかを問う。なかなか壮大な着地点になったと思う。句読点・役物の文法は面白いけどやっぱりセンスとか好みなんだな。2023/11/19

伽羅

3
面白かった。ルールとはなんのためにあるんだろう。最近はおばさん構文とかおじさん構文とかを槍玉にあげるけれど、あれも、「おかしい」と主張して気持ちよくなりたいだけなのではないかという気がしてきた。2023/11/12

よだみな

3
1494年生まれのセミコロンは、数々の記号の中から生き残った。そして19世紀の中頃から末まで「文法は科学である、しかも金がかからない科学」との流れになってから、文法の教科書販売が過熱する。さまざまな解釈が出版され“句読点の適切な規則”は混沌を極め、現在に至るのであった。 作家たちのエピソードもおもしろいが、とにかく歴史がおもしろい。;の解釈で死刑が宣告されることもあるとは。 最初は今どきの単語を使うのに違和感があったが、それも文体模写的なものであった。装丁もすてき。2023/10/09

こたろう

1
セミコロンの誕生から、その作用が命に関わる歴史があった話、ネイティブでも扱いが難しい存在をあえて使う理由はないと思った。現代ではどの程度使われてるんだろう? -(ダッシュ)が多用されるというのは、現代の文書を書く環境の影響という話も参考になった。決して、セミコロンの詳しい使い方とかの本ではない。2023/12/04

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