内容説明
文学と料理への情熱は、根本的に切り離せないものだった。2018年ノーベル文学賞に替わるニュー・アカデミー賞受賞。世界的黒人女性作家の最後の自伝的回想録。料理は白人家庭に仕える召使いがすること―。そんな母への反発を抱えながら、作家は文学と同じように料理を愛してきた。
目次
1 修行の時代
2 マフェのいろいろなバリエーション
3 とにかく何かを始めねば
4 エスノ・キュイジーヌ
5 スクレ・サレの勝利
6 ダルはダル
7 アメリカを手に入れたい
8 東京の味
9 クーバ・リブレ
10 乳と蜜の国
11 ノー・ウーマン、ノー・クライ
12 神よ、アフリカに祝福を
13 人喰いか否か、それが問題だ
14 ヴァンパイアたちの宴
15 寝袋背負って放浪しよう
16 ソウルフード
17 さらばスカーフ、さらばマドラス
18 夢の旅、旅の夢
19 ウェサン島への航海
20 結びに代えて
著者等紹介
コンデ,マリーズ[コンデ,マリーズ] [Cond´e,Maryse]
1934年、カリブ海のフランス領(現海外県)グアドループ生まれ。十代半ばでフランス本土に渡り、ソルボンヌ大学で学ぶ。西アフリカで十年以上暮らしたのち、1976年、『ヘレマコノン』で小説家デビュー。カリブ海にアイデンティティを持つ作家のひとりとしてフランス語圏や英語圏で評価を得る。これまで数々の文学賞を受賞し、2018年にはノーベル文学賞の代替で創設されたニュー・アカデミー文学賞、2021年にはチーノ・デル・ドゥーカ世界賞に選ばれている
大辻都[オオツジミヤコ]
1962年東京生まれ。専門はカリブ海地域を中心とするフランス語文学。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。博士(学術)。京都芸術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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