内容説明
日本どころか千葉の実家の子供部屋からもほとんど出ない引きこもりの映画オタクの下に差し込んだ一筋の光、それはルーマニア語―ルーマニア人3000人に友達リクエストをしてルーマニアメタバースを作り猛勉強、現地の文芸誌に短編小説を送りつけ、『BLEACH』の詩へのリスペクトと辞書への愛憎を抱きながらルーマニア語詩に挑戦する。受験コンプレックス、鬱、クローン病。八方塞がりの苦しみから、ルーマニア語が救ってくれた。暑苦しくって切実で、好奇心みなぎるノンフィクションエッセイ。千葉の片隅から、魂の故郷・ルーマニアへの愛を叫ぶ―。本、映画、音楽…ルーマニアックのための巻末資料も収録!
目次
1 引きこもりの映画狂、ルーマニアと出会う
2 ルーマニア語学習は荊の道
3 ルーマニアの人がやってきた!
4 ルーマニア文壇に躍り出る
5 師匠は高校生、そして九十代の翻訳家
6 日系ルーマニア語は俺がつくる
7 偉大なるルーマニア文学
8 俺は俺として、ひたすら東へ
来たるべきルーマニアックのための巻末資料
著者等紹介
済東鉄腸[サイトウテッチョウ]
1992年千葉県生まれ。映画痴れ者、映画ライター。大学時代から映画評論を書き続け、「キネマ旬報」などの映画雑誌に寄稿するライターとして活動。その後、引きこもり生活のさなかに東欧映画にのめり込み、ルーマニアを中心とする東欧文化に傾倒。その後ルーマニア語で小説執筆や詩作を積極的に行い、現地では一風変わった日本人作家として認められている。コロナ禍に腸の難病であるクローン病を発症し、その闘病期間中に、noteでエッセイや自作小説を精力的に更新。今はルクセンブルク語とマルタ語を勉強中。今回が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄之助
まこみや
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☆よいこ
TATA