内容説明
友人、夫婦、仕事仲間、親子、人と犬…一番小さくて、一番大きな物語。『MATSUOKA!』『島根のOL』で最注目の写真家、はじめてのエッセイ集。
目次
りくさんとスケキヨ
いたむらさんと酒井さん
マニ親子
バーバーマエ
電気グルーヴ
ジャックとまきさん
田島夫妻
たかおさんとお母さん
まゆちゃんとしょうごくん
りえちゃんとあいちゃん〔ほか〕
著者等紹介
南阿沙美[ミナミアサミ]
写真家。1981年北海道札幌市生まれ。2014年キヤノン写真新世紀優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みなず
2
一気読み!!写真と文章が、感情のヒダに沁み込んでゆく。何もかも、良かった。同じ時代の日本に、私とは生活様式や個人の事情が違うことは当然なのだ、という事実を、改めて認知させられる。私もあなたも“ひとり”。私好みは【たかおさんとお母さん】【やまさん】。もっと誰もかもが、この本を観て!!読んで!!と、世界中に紹介したい一冊。2025/03/10
じーも@この度本屋さんとかを開きました
1
よかった。色んな人の、いろんな時期の、いろんな関係性。文章も好きだ。2024/01/06
らん
0
蔦屋書店、贈る本に入っていたこの本。"南阿沙美"さんという人も知らないし、なんだろうこの本と思いながら読んだ。写真家の南さんの目から見た、様々な"ふたり"の姿が本当に人間らしく、綴られていて、ああ、こんな"ふたり"に私もなりたい、誰となれるんだろう、と思った。でも最後の最後の南さんの言葉で気持ちは大きく変わり、わたしもだれかと"ふたり"だと、嬉しくて堪らなくなった。"ふたり"になれないのではなくて、わたしもだれかと"ふたり"、ずっと"ひとり"じゃないのだと、勇気を貰えた。読んでよかった、の一言。2024/03/02
マチコ田中
0
フリーカメラマンである作者の南阿沙美さんがさまざまな「ふたり」の写真と「ふたり」の出来事をのせたエッセイ本。 写真はどれも日常の一部を切り取ったような自然なもの。皆さんの表情が明るくて楽しそうで素敵。 特に「マニ親子」のふたりが好き。ふたりとも黒のボブカットがお似合い。ふたりでタンクトップと体操着のような短パンを履いてカンフーポーズをしている写真がお気に入り。 このふたりと作者の南さんが私の地元、新潟にきてくださって嬉しかった。地元民なのに佐渡は一度と行ったことがないのでいつか行きたいな。2023/10/23
しゅんぺい(笑)
0
なにこれこの本めっちゃいい読み終わり。有名人もおるけど、無名のひとの、ささやかすぎる、さりげない生活に焦点を当ててるからなんやろうな。とりとめのない内容を本にしてくれていて、書かれてる内容じゃなくてこの本の存在にほっとした。2023/02/20