内容説明
低賃金、重労働、人手不足…「福祉」は何故、低く見られるのか?「制度」と「現場」を知り尽くした二人が、福祉をかっこいい業界にするにはどうするべきかを縦横無尽に語り合う。社会福祉に携わるすべての人へ、エールを送る一冊。
目次
第1章 社会には「かっこいい福祉」が必要だ(行政はJKビジネスのスカウトに負けている(村木厚子)
福祉をめぐるふたつのバリア(今中博之)
対談 制度のバリアフリー)
第2章 困難を抱えた私たちが自立するまで(生きていくにはデザインしかない(今中博之)
対談 与えられた環境と努力
目標は「自分で食べていく」こと(村木厚子))
第3章 福祉の世界で働くあなたへ(対談 これからの福祉を考える;「制度にない」を「制度にする」に(村木厚子)
「わかりあえない」から始まる福祉(今中博之))
著者等紹介
村木厚子[ムラキアツコ]
1955年高知県生まれ。土佐高校、高知大学卒業。78年労働省(現厚生労働省)入省。女性政策、障がい者政策、働き方改革や子ども政策などに携わる。郵便不正事件で有印公文書偽造等の罪に問われ、逮捕・起訴されるも、2010年無罪が確定、復職。2013年から15年まで厚生労働事務次官を務め退官。現在は、津田塾大学や社会事業大学専門職大学院で客員教授を務めるほか、伊藤忠商事(株)、SOMPOホールディングス(株)および住友化学(株)の社外取締役を務める。また、累犯障がい者を支援する「共生社会を創る愛の基金」の顧問や、生きづらさを抱える少女・若年女性を支援する「若草プロジェクト」の代表呼びかけ人として、NPO活動に携わるとともに、住宅確保に困難を抱える者のための居住支援や農福連携の普及に携わっている
今中博之[イマナカヒロシ]
1963年京都市生まれ。ソーシャルデザイナー。社会福祉法人素王会理事長。アトリエインカーブクリエイティブディレクター。公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会:文化・教育委員会委員、エンブレム委員会委員等。厚生労働省・文化庁:障害者の芸術文化振興に関する懇談会構成員、障害者文化芸術活動推進有識者会議構成員等。イマナカデザイン一級建築士事務所代表。金沢美術工芸大学非常勤講師。偽性アコンドロプラージア(先天性両下肢障がい)。1986年~2003年、(株)乃村工藝社デザイン部在籍。2002年に社会福祉法人素王会アトリエインカーブを設立。知的に障がいのあるアーティストの作品を国内外に発信する。ソーシャルデザインにかかわる講演多数。グッドデザイン賞(Gマーク・ユニバーサルデザイン部門)、ディスプレイデザインアソシエイション(DDA)奨励賞、ウィンドーデザイン通産大臣賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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