迷うことについて

個数:

迷うことについて

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月28日 16時55分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 233p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865282344
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

内容説明

ソクラテス、ダ・ヴィンチ、ウルフ、ベンヤミン、ヒッチコックらと“未知の土地”を旅する思索の書。

目次

第1章 開け放たれた扉
第2章 隔たりの青
第3章 ヒナギクの鎖
第4章 隔たりの青
第5章 手放すこと
第6章 隔たりの青
第7章 二つの鏃
第8章 隔たりの青
第9章 平屋の家

著者等紹介

ソルニット,レベッカ[ソルニット,レベッカ] [Solnit,Rebecca]
1961年生まれ。作家、歴史家、アクテイヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。1988年より文筆活動を開始する。歩くことがいかに人間の思考と文化に深く根ざしているか広大な人類史を渉猟する『ウォークス 歩くことの精神史』(Wanderlust、2000)、エドワード・マイブリッジ伝River of Shadows(2004、全米批評家協会賞)、ハリケーン・カトリーナを取材した『災害ユートピア』(A Paradise Built in Hell、2009)、柔らかくも鋭いジェンダー論『説教したがる男たち』(Men Explain Things to Me、2014)など環境、土地、芸術、アメリカ史など多分野に二十を越す著作がある

東辻賢治郎[トウツジケンジロウ]
1978年生まれ。翻訳家、建築・都市史研究。関心領域は西欧初期近代の技術史と建築史、および地図(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

79
原題「A field guide to getting lost」LOSTには失うことだけでなく、自分を見失う、道に迷うなどの意味が含まれる。祖先がロシア系のユダヤ人の著者自身の失くした記録、アメリカというヨーロッパ人が見出したロストワールド、若くして死んだ友人への喪失感。人生は振り返ってみると予測されないことばかりで、いつの間にか以前の自分は失われていることに気付く。さ迷いながら生きていく我々に必要なのは、コンパスでも地図でもなく、今への気づきと精神の回復力。新天地に赴く自分へのエールになってくれる書。2020/03/21

ケイトKATE

20
タイトルは『迷うことについて』だが、主題になっているのは、「迷う」、「失う」ことについての思索である。印象に残ったのが、第4章で登場するアルバル・ヌニェス・カベサ・デ・バカである。カベサ・デ・バカはアメリカ大陸征服時代に、原住民に捕らえられながらもアメリカ大陸を彷徨いながら脱出した。カベサ・デ・バカは仲間を失い彷徨ったが、新大陸で原住民を野蛮なものとして軽蔑せず自分と同じ人間であったと理解した最初の人間であった。迷うことや失うことは心を苦しめるが、そこから何かを得ることができることに気付かされる。2020/05/21

imagine

16
『ウォークス』でも思ったのだが、これだけの思考と思索ができ、なおかつ明快な言語でそれを伝えられる著者に恐れ入った。自らの体験は記憶によく留めているし、古典や楽曲からの引用元も幅広い。極めつけは現代美術家イヴ・クラインについての第8章。この人物について初めて知ったが、日本では文献がほぼ皆無のようなのでますます興味が湧いた。彼に因んだブルーの装丁、引用元をしっかり辿った丁寧な翻訳も良い仕事。2020/06/25

ぐら

15
綺麗な文章。私的な内容も含む歴史エッセイ。A Field Guide to Getting Lost。迷う、というよりも、文字通り“LOST”することについて書かれている。 アメリカの歴史や土地の知識がないので噛み砕くのが難しい章もあったけれど、潔さと悲しみが漂う。 隔たりの青、という章が合間に挟まれる。富士山の青色のように遠くからでしか見えない青がある。海の青、空の青。「わたしたちから失われているときにだけ手にすることのできるものがある。そしてただ遠くにあるというだけでは失われないものもある」。2020/10/11

オフィス助け舟

12
一度、読み通すことをあきらめた。仕事で追い立てられる生活では、ソルニットの豊かなイメージを想起させる文章が、じれったく感じてしまい、精読に耐えられなかった。今、少し自由な身になって、改めて手に取って、すっかり魅了されてしまった。思索と行動の往還。「アカデミズムと異なる場に身をおき、自らの経験や身体、あるいは場所といったものから思索を展開することの多いソルニットの文章は、常に個人的な世界とその外側にある世界を架橋しなから書かれており」と、訳者あとがきにある。確固たる世界から迷うこと、その思索が心地よい。2023/10/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13765761
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。