説教したがる男たち

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説教したがる男たち

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865282085
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

内容説明

殺人犯の90%は男性。今世紀のフェミニズムを牽引するエッセイ!

目次

1 説教したがる男たち
2 長すぎる戦い
3 豪奢なスイートルームで衝突する世界―IMFとグローバルな不正義と電車の中の他人について
4 脅威を称えて―結婚の平等が真に意味するもの
5 グランドマザー・スパイダー
6 ウルフの闇―説明しがたいものを受け入れること
7 変態に囲まれたカサンドラ
8 #女はみんなそう―物語を書き換えるフェミニストたち
9 パンドラの箱と自警団

著者等紹介

ソルニット,レベッカ[ソルニット,レベッカ] [Solnit,Rebecca]
1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。1988年より文筆活動を開始する。歩くことがいかに人間の思考と文化に深く根ざしているか広大な人類史を渉猟する『ウォークス 歩くことの精神史』(Wanderlust、2000)、エドワード・マイブリッジ伝River of Shadows(2004、全米批評家協会賞)など、環境、土地、芸術、アメリカ史など多分野に二十を越す著作がある。美術展カタログや雑誌への寄稿も多数

ハーン小路恭子[ハーンショウジキョウコ]
米文学者。金沢大学国際基幹教育院准教授。専門分野は二十世紀以降のアメリカ文学・文化で、小説やポップカルチャーにおける危機意識と情動のはたらきに関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

164
《自分の言葉に価値がないと思わせられる》《存在を消される》感覚はわかる気がするし、闇を最良の未来として受け入れたウルフへの言及や、語れないことを語るという著者の意思表示は心に響く。一方、《完全で自由な人間として生きられるような空間、そこに女性は入れない》とあるが、私にはそうした空間自体が見えない。それは私が男だからか、日本にいるからか…自分の生きる場の外側を知らないことはもどかしい。グローバルな時代に著者の言葉はますます重みを持つだろう。性についても自分の小さな枠を超えて沢山のことを知っておきたいと思う。2020/03/19

どんぐり

86
アメリカでは、9秒間に一度の頻度で女性が殴られ、毎年8万7千件を超えるレイプが起きているという事実。女性への暴力は、アメリカに限らず、全地球的にあふれている。戦争をしたがるのも、「説教したがる」のも男たちと相場は決まっている。それは万人にとっても問題で、決して許されることではないとソルニットは、〈#女はみんなそう〉など8つの論説で批判する。〈ウルフの闇〉では、ソルニットがニューヨークのチェルシー界隈のアパートの最上階にある部屋でスーザン・ソンタグと会ったときに、湿気た味のするたんぽぽ茶を飲みながら、→2024/02/09

ネギっ子gen

82
【男たちは私に説明/説教したがる。そう、いまでも。どの男も、私が知っていて向こうが知らない事柄について的外れな御説をぶっても、謝罪してくれたことはなかった】女性たちが強いられている、屈辱や世界の圧倒的な不公正。そうした女性たちの口を噤ませ死に追いやる暴力の構造を抉り出した書。著者は訴える。<男は自分が何を言っているのかわかっていて、女はそうでない。そう断定的に教えられることは、たとえどんなにささいな会話の一部であっても、この世界の醜さを永続させ、光を奪ってしまう>と。若い女性の方々にぜひ読んでほしい!⇒2023/11/09

星落秋風五丈原

45
いやぁ、自分が思っていたことを的確な言葉で言ってもらうとすかっとしますね。2021/01/09

miri

44
もう既に知っていることを得意気に話す男性に笑顔でうんうんと頷いて、お世辞のひとつも挟み、内心早くこの時間が終わればいいと思ったことのある女性はたくさんいるのではないでしょうか。そうする方が社会生活が円滑になるから。生活の至るところで女性の存在そのものが劣っていると見なされ、損なわれる。娘が性被害に遭わないように具体的に教えなければいけないことの多さに男性は驚きを感じると思います。率直にデータを通して、男性にも片方の性の社会でのありのままの姿を見てほしい。脅かされるということに理解が及びますように。2024/06/22

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