目次
四川
移住論
海辺へ
数と夕方
Red River Valley
かかしの神
淡海へ
流域論
安土、水郷
ヨハネ挽歌〔ほか〕
著者等紹介
管啓次郎[スガケイジロウ]
1958年生まれ。地・水・火・風の四大元素を主題とした詩を書いてきた。明治大学大学院理工学研究科PAC(場所、芸術、意識)プログラム教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スミス市松
8
従来の詩がもつイマージュの意味や象徴性から解き放たれ、スポンテニアスな言葉のステップ――つまり歩行――で描出された光と水の詩集。一つ一つの詩行には彼の散文がもつきらめきが凝縮されていて、読者は分光して様々な色彩の上に橋を架けられるだろう。この詩集をアメリカに持って行ってから随分経った。「ワリス・ノカンへの手紙」で描かれるニューメキシコや福島の風景を思い出しながら、旅みたいな暮らしをしてきたここ数年の自分の来し方を振り返った。新しい土地、もっとも古い風景。その集積への持続的な驚きと信頼が心と体を一致させる。2022/05/07
Tenouji
5
旅の出発に際して読んでみたけれど、残念ながら、あまり響かず…2019/05/01