内容説明
日本で最初の近代的国勢調査からおよそ100年。いま氾濫する社会調査の意義と目的、その方法を改めて学ぼう。
目次
第1章 社会調査の性格と用途
第2章 調査票と面接調査
第3章 標本と母集団
第4章 集計・分析・報告
第5章 さまざまな社会調査
第6章 社会調査の現在
著者等紹介
原純輔[ハラジュンスケ]
社会学。東北大学名誉教授。1945年新潟県生まれ。1968年東京大学文学部卒業。1973年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。横浜国立大学教育学部講師。1974年同大学助教授。1991年東京都立大学人文学部助教授。1993年同大学教授。1994年東北大学文学部教授。2006年同大学大学院文学研究科長・文学部長。2009年放送大学特任教授・宮城学習センター所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
29
#説明歌 #短歌 影響をあたえる測定法内部関与影響与えぬ外部観察 部分的原理原則無説明社会構造学術研究2017/03/17
SQT
2
調査法についてのおさらい。基礎的な内容だけど、忘れているところや曖昧になっているところもあったので役に立った。社会調査は学術的なものに限らず、企業がやるものも含んだ概念。調査者の倫理は重要で、被調査者との間の非対称的な関係はよく議論されるが、上司からの命令で調査を仕方なくしている場合だったりすると、調査者の特権が云々と言われるのは嫌だろうなぁと思う。いろいろ実践するのが大変そうだなぁというのはこの手の本を読むたびに思います2018/01/10
客野
1
あまり面白くない2017/06/13
フルカラフル
0
社会調査は、あくまで材料であって結果ではない。だから、その役割の大切さを見過ごされがちである。 しかし、社会問題は社会調査によって発見された。今日当たり前のように使われている、何かしらのデータも、膨大な費用のもとに誰かが地道な調査をして得たものだ。今の経済活動も、社会調査が大きな基盤である。 そう考えて、今まで気にも留めていなかった社会調査に、ちょっと申し訳なくなった。2018/10/26