内容説明
二足歩行と都市計画、ルームランナーと迷宮、ウォーキングクラブと風俗史、思考と文化と歩行の深い結びつきを証した驚くべき冒険の書。歩くことがもたらしたものを語った歴史的傑作。
目次
第1部 思索の足取り(岬をたどりながら;時速三マイルの精神;楽園を歩き出て―二速歩行の論者たち;恩寵への上り坂―巡礼について;迷宮とキャデラック―象徴への旅)
第2部 庭園から原野へ(庭園を歩み出て;ウィリアム・ワーズワースの脚;普段着の一〇〇マイル―歩行の文学について;未踏の山とめぐりゆく峰;ウォーキング・クラブと大地をめぐる闘争)
第3部 街角の人生(都市―孤独な散歩者たち;パリ―舗道の植物採集家たち;市民たちの街角―さわぎ、行進、革命;夜歩く―女、性、公共空間)
第4部 道の果てる先に(シーシュポスの有酸素運動―精神の郊外化について;歩行の造形;ラスベガス―巡りあう道)
著者等紹介
ソルニット,レベッカ[ソルニット,レベッカ] [Solnit,Rebecca]
1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。1988年より文筆活動を開始する。エドワード・マイブリッジ伝River of Shadows(2004、全米批評家協会賞)、環境、土地、芸術、アメリカ史など多分野に二十を越す著作がある。美術展カタログや雑誌への寄稿も多数
東辻賢治郎[トウツジケンジロウ]
1978年生まれ。翻訳家、建築・都市史研究。関心領域は西欧初期近代の技術史と建築史、および地図(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
あすなろ
アキ
やいっち
ネギっ子gen