ウォークス―歩くことの精神史

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ウォークス―歩くことの精神史

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  • サイズ 46判/ページ数 517p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865281385
  • NDC分類 361.04
  • Cコード C0036

内容説明

二足歩行と都市計画、ルームランナーと迷宮、ウォーキングクラブと風俗史、思考と文化と歩行の深い結びつきを証した驚くべき冒険の書。歩くことがもたらしたものを語った歴史的傑作。

目次

第1部 思索の足取り(岬をたどりながら;時速三マイルの精神;楽園を歩き出て―二速歩行の論者たち;恩寵への上り坂―巡礼について;迷宮とキャデラック―象徴への旅)
第2部 庭園から原野へ(庭園を歩み出て;ウィリアム・ワーズワースの脚;普段着の一〇〇マイル―歩行の文学について;未踏の山とめぐりゆく峰;ウォーキング・クラブと大地をめぐる闘争)
第3部 街角の人生(都市―孤独な散歩者たち;パリ―舗道の植物採集家たち;市民たちの街角―さわぎ、行進、革命;夜歩く―女、性、公共空間)
第4部 道の果てる先に(シーシュポスの有酸素運動―精神の郊外化について;歩行の造形;ラスベガス―巡りあう道)

著者等紹介

ソルニット,レベッカ[ソルニット,レベッカ] [Solnit,Rebecca]
1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。1988年より文筆活動を開始する。エドワード・マイブリッジ伝River of Shadows(2004、全米批評家協会賞)、環境、土地、芸術、アメリカ史など多分野に二十を越す著作がある。美術展カタログや雑誌への寄稿も多数

東辻賢治郎[トウツジケンジロウ]
1978年生まれ。翻訳家、建築・都市史研究。関心領域は西欧初期近代の技術史と建築史、および地図(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

88
人類の歩くというテーマで517頁。なかなか含蓄あり厚みある本である。僕は流し読みした部分もあるがウォーキングが趣味で身心に効いていると感じている者なので興に入って読了。歩くことの理想とは、精神と肉体と世界が対話を始め、三者の奏でる音が思いがけない和音を響かせる様なそういった調和の状態。更に一歩そして更に一歩と打楽器を叩き始める様な。二足歩行は人類だけのものでそこから何が生まれ、何を我々にもたらしてくれるのか。ウォーキングとは思索と対話そして健康と僕も思ってはいたが、こんなに語れる著者に驚き、愉しんで読了。2020/11/23

どんぐり

87
ソルニットの「歩くこと」をめぐる精神史17章。歩くことは、人類がアフリカという場所で二足歩行が出現したときから今日まで、あまり進歩をしてない動作だ。孤独な散歩者のルソー、哲学で散歩するキェルケゴールなどは歩くことで心に何かをひらめかせてきた。精神的な目的地への巡礼の旅、ルネサンス庭園は座るだけではなく散歩のできる場所になり、さらに広大なバロック庭園へと変化させた。アメリカを横断する3000マイルの徒歩旅行、政治運動に彩られた広場の民衆、「今こそ停戦を」と呼びかける大使館前や国会前にデモする市民運動など、→2024/02/22

アキ

86
「迷うことについて」に次いで2作目。原題Waderlustは旅することへの渇望。読み終えた今、長い旅路を終えたような満足感と寂寥感がある。歩行の歴史の始まりは2足歩行への進化と人体解剖学の歴史である。とてつもなく長い時間われわれは歩いてここまでたどり着いた。そして歩くことの身体性は精神に影響を及ぼす。多くの哲学者や作家が歩きながら思索したように著者もさまよいながらこの書を記した。イギリスの田園風景、アルプスの山歩き、蠱惑的なパリの街角、サンフランシスコの通りの数々、最終章はラスベガスの人工的な通りで締める2020/06/30

かふ

22
図書館本なので駆け足で読んでしまったが、本来はゆっくり歩るく速度で思索しなが読む本である。ここに現在最も注目されるソルニットの思想の精神史が語られていると思う。それは、現在の都市部では人が歩く場所が減らされているという。土地が所有され立ち入り禁止になり、あるいは関係者以外進入禁止だったり、道路は車のためのもので遊歩道も整備されていない。おまけにベンチは休む為というより街のインテリアとして飾られているだけだ。公共空間はますます狭められ散歩するのも勇気が必要。真夏は、熱中症になるので散歩はしてはけません。2022/10/11

ミエミル

17
★2.5 2章分くらい読みました。続きはまた今度。2018/01/21

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