内容説明
『資本主義リアリズム』で世界に絶望的な衝撃を与えた、マーク・フィッシャー最後の言葉。社会主義、コミュニズム、カウンターカルチャーはなぜ失敗したのか。資本主義のオルタナティヴは本当に存在しないのか。マルクス、フロイト、マルクーゼ、ルカーチ、リオタール、ドゥルーズ&ガタリ、ニック・ランドらを架橋しつつ、現代のディストピアから脱出する道を探る。
目次
第1講 ポスト資本主義とは何か?
第2講 「ほとんど想像もつかない規模の社会的・心理的革命」予兆としてのカウンターカルチャーボヘミアン
第3講 階級意識から集団意識へ
第4講 組合の力とソウルの力
第5講 リビドー的マルクス主義
著者等紹介
フィッシャー,マーク[フィッシャー,マーク] [Fisher,Mark]
1968年生まれ。イギリスの批評家。ウォーリック大学で博士号を取得した後、英国継続教育カレッジ、およびゴールドスミス・カレッジ視覚文化学科で客員研究員・講師を務める。自身のブログ「k‐punk」でカルチャーや音楽を通じて、社会に対して鋭い眼差しを投げかけ、熱狂的な読者を獲得した。2017年1月逝去
大橋完太郎[オオハシカンタロウ]
1973年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科教授。東京大学大学院超域文化科学専攻表象文論コース博士後期課程修了。博士(学術)。専門はフランス哲学(美学・感性論)、表象文化論
コフーン,マット[コフーン,マット] [Colquhoun,Matt]
ライター、写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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原玉幸子
塩崎ツトム
chiro
静かな生活
Tom