内容説明
『私を野球に連れてって』誕生秘話やオルガン演奏の歴史、大谷翔平ほかメジャーリーガーの入場曲、歌詞になった選手や野球好きミュージシャンの逸話まで、豊富な注釈つきで幅広く解説!
目次
1 『私を野球に連れてって』とセブンス・イニング・ストレッチ
2 このチーム、このボールパーク、このナンバー
3 Walk Up Song―選手の入場テーマ
4 ベースボールと音楽の二刀流
5 曲や歌詞になったメジャーリーガー
6 ロックとMLB
7 シンガーソングライターとMLB
8 ブラック・ミュージックとMLB
9 ヒップホップとMLB
著者等紹介
オカモト“MOBY”タクヤ[オカモトMOBYタクヤ]
1976年7月6日生まれ。千葉県市川市出身。市川高校→早稲田大学第二文学部。1995年結成、“LIVE CHAMP”の異名を持つロックバンド「SCOOBIE DO」のドラマー兼マネージャー。ドラマーとして様々なアーティストのレコーディングに参加し、DJとしても国内外問わず精力的に活動。MLBコメンテーターとしても知られ、J SPORTS「MLBミュージック」メインMC、MLB配信サービスSPOTV NOW・ABEMAにてMLB中継の解説・実況を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
27
メジャー・ベースボールとポップ・ミュージックの蘊蓄で300頁超えは凄い。一番印象的なのは、1968年ワールド・シリーズでのホセ・フェリシアーノのアメリカ国歌斉唱の一斉ブーイング。あの時代、国歌を勝手に編曲して歌うことに相当な反発があったのだろう。その後のレコード化でビルボードチャート・イン快挙と、ユーチューブで見る当時のフェリシアーノの天晴れぶりは鳥肌。「君が代」ロックブギ・ヴァージョンの田中研二と、2005年ヤンキー・スタジアムの試合観戦終了時のシナトラ「ニューヨーク・ニューヨーク」を懐かしく思い出す。2023/10/18
yyrn
21
メジャーリーグの球場で耳にする様々な音楽を中心に、野球と音楽について色々な切り口で紹介してくれる本。読んでいてとても楽しかった。MLBを象徴する曲「私を野球に連れてって」から始まって、各チームの定番曲(レッドソックスならSweet Caroline、ヤンキースならNewYork,NewYorkで、メッツならPianoManか、ドジャースはI Love L.A.だそうだ)がなぜ定着し愛されてきたのか?さらに選手たちの登場曲Walk Up Songが生まれた経緯(オルガン奏者が絡むんだねw)や各時代を彩る⇒2023/12/31
来訪者
4
MLBと音楽の歴史がどれだけ近い距離だったかを掘り起こした作品。音楽家でありカブスファン歴の長い著者が膨大なデータと知識を基に球場紹介も交えながら説明してくれてます。サイモン&ガーファンクルが好きでよく聴くのですが、ジョー・ディマジオの歌詞の意味、何故マントルではなかったのか?の下りが最高。心地良い読後感でまた球場に行きたくなりました。野球ファンでなくても楽しめるのではないでしょうか?2024/02/04
神の味噌汁
3
図書館本。見かけた瞬間心惹かれた。そしてその情熱のまま楽しめた。SCOOBIE DOのドラムの人の本。確かに本人の登場曲って大事だしNPBでもあるけどMLBにそんなイメージある!映画「メジャー」のwild thingsしかり。球場のオルガンとかが今でもあるのね!野球も音楽も好きです。最高の本でした♪図書館でまた借りて再読だね! 2023/08/22
Yasuyuki Kobayashi
1
MLBが如何に音楽を身近に取り入れているか、 音楽が野球に寄り添っている様が見事に伝わって くる。 洋楽好きにも堪らない一冊です。2022/08/12
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- 和書
- 決壊 〈上巻〉 新潮文庫