内容説明
都市で疲れた心の地層に迫る心理療法家たちのフィールドワーク。狩猟・採集・農耕時代を貫く“いのちの殺害”の意味を解き明かす現代ユング派を代表するW・ギーゲリッヒの重要論文「殺害」収録。
目次
はじめに 新しい自然との関わりを探して
第1章 いのちの価値と心理療法
第2章 都市生活者の風景イメージ―自然体験から浮き彫りになる現代意識の多層性
第3章 自然について考えていったら山伏や採集者になってしまった話
第4章 心理面接の中にあらわれる自然―自然と心の繋がり、偶然性と自然の力
第5章 動き続ける現代の心―日本昔話「おむすびころりん」をヒントとして
第6章 野生からの呼び声―心理療法と身体、殺害、そして踊ること
第7章 殺害―魂からの暴力について
おわりに 自然との対話から
著者等紹介
猪股剛[イノマタツヨシ]
1969年生まれ、ユング派分析家、臨床心理士/公認心理師。帝塚山学院大学准教授。精神科や学校臨床において実践に携わるとともに、アートやパフォーマンスの精神性や、現代の心理の深層を思索することを専門としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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