内容説明
清水次郎長、やくざデビュー。海道一の親分、清水次郎長の恋と生涯。
著者等紹介
町田康[マチダコウ]
1962年大阪府生まれ。作家。96年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。2000年「きれぎれ」で芥川賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
225
町田 康は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者が描くBLっぽい新しい清水次郎長像は、刺激的でした。まだ冒険は始まったばかり、続編もありそうです。清水次郎長は、旧暦の元旦生まれなので、本書も2022年1月1日発行で拘っていますが、実は新暦にすると2月14日バレンタイディ❤というのも著者は計算しているでしょうか? http://sayusha.com/catalog/books/potokonoai12022/02/09
いつでも母さん
147
新シリーズ刊行とある。こうして生まれ『清水の次郎長』になって行くのだろう。サクサク進む。時々BLとかっこ書きであるが・・ふふふと笑ってしまう私は何を期待してたのか(汗)2022/05/10
ペグ
86
待ちに待った康・町田の新作!以前から気になっていた清水次郎長を描いてくれないかなってずっと思ってた。願いは叶う!会話は浪曲と落語がドッキングしたみたいで、可愛くて〜やっぱり良い!次郎長が「告白」の熊太郎と重なってなんだか物悲しい。いままでの作品よりも少しばかりおとなしめなのが気がかりです。ゆっくり次作を待とう。2022/03/07
ポチ
48
「ギケイキ」のような清水次郎長!楽しませてもらいました。続きを読みたいなぁ。次郎長さんのBLも面白い。2022/01/30
こまり
23
町田康さん、こういうのも書くのね😅清水の次郎長物語。軽いタッチで結構笑えて面白かった。多分シリーズ化するんだろうな。でも次はもう読まないかも^^;2022/06/17