内容説明
入管収容、ヘイトデモ…分断の先に15人が見つめた「共に生きる」こと。フォトジャーナリスト・安田菜津紀が一人ひとりの複数性やアイデンティティと向き合った一冊。
目次
なぜ、父は自身の「ルーツ」を隠してきたのか?
南雅和―ベトナムから一人、木造船で海へ
カディザ・ベゴム―ロヒンギャとしてのルーツを隠し生きた日々の先に
牧野アンドレ―日本でもドイツでも、自分の存在は「他者」だった
マウン・ラ・シュイ―「なんでガイジンが」と言われても続けた寿司修行
ちゃんへん.―「自分は何人か」から始まった、朝鮮半島ルーツの人々を訪ねる旅
中村一成―自ら選んだ「名乗り」、「違い」という宝
なぜ、「ともに」を目指し続けるのか?川崎、桜本を歩く
ジュニオール・ヘスス―ラップという、暴力ではない表現を得て
星野ルネ―カメルーンから日本へ、絵を通して人とつながった原点〔ほか〕
著者等紹介
安田菜津紀[ヤスダナツキ]
1987年、神奈川県生まれ。Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)所属フォトジャーナリスト。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Die-Go
貧家ピー
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さくさく
本読みの杏