内容説明
対等にアートを作るってどういうこと?実践と理論を通じて、アートにおける倫理と公平な社会の可能性を探る。
目次
1 実践編(鼎談 誰と、どうやって、手を結ぶ?―アウトリーチ再考(今井朋×樅山智子×あかたちかこ)
対談 他者から生まれる倫理(小泉明郎×山田創平)
水平を共に目指して―メキシコと五領を往来して考えたこと(内山幸子)
芸術労働者の権利と連帯(吉澤弥生)
日本の美術界のジェンダー構造と新たな取り組み(竹田恵子)
鼎談 欲望を揺らがせる―身体・ゲーム・セクシュアリティ(飯田和敏×鷹野隆大×あかたちかこ)
明日、突然当事者になっても、“わたしたち”は死なない―ドラァグクイーンとアートマネジメントの実践現場から(緒方江美)
キュラトリアル・アクティヴィズム―台湾の探究と実践(ウー・マーリー・訳=岩切澪))
2 理論編(美術館は多様性を反映できるのか(住友文彦)
フランスを例に考える表現の自由とマイノリティ(猿ヶ澤かなえ)
芸術労働者は法律によって守られるか(三輪晃義)
芸術が、私と世界を架橋する(山田創平))
小説 Dedication(文=遠藤水城+百瀬文・画=鬣恒太郎・撮影=堀井ヒロツグ)