『ロシア原初年代記』を読む - キエフ・ルーシとヨーロッパ、あるいは「ロシアとヨー

個数:

『ロシア原初年代記』を読む - キエフ・ルーシとヨーロッパ、あるいは「ロシアとヨー

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 1054/高さ 22cm
  • 商品コード 9784865200119
  • NDC分類 238.03
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ロシアとは何か。その最初期の歴史を検証する。
キエフ・ルーシの歴史は、これまでスカンディナヴィアからギリシアに至る南北の道を中心として描かれてきた。本書は従来見過ごされがちであった西方ヨーロッパとの関係(東西の道)に重点をおいて見直しを試みる。キエフ・ルーシが、それ自体形成途上にあるヨーロッパの一員としてその歴史的歩みを始めたことを示していく。


目次
 序 本書のねらい

第一章 キエフ・ルーシという国

第二章 初期ロシア史に関する史料と「ルーシ」
 1『ロシア原初年代記』あるいは『過ぎし年月の物語』について
 2 ヨーロッパ史料における「ルーシ」
 補論1 ルーシ諸公の称号「カガン」と「クニャージ(公)」について
 補論2「ヴァリャーギ招致伝説(物語)」について

第三章「ルーシの洗礼」以前のキリスト教(1)
 1 聖アンデレ伝説および初期の諸情報
 2 キュリロス─メトーディオスとルーシ

第四章「ドイツからハザールへの道」上のルーシ
 1 ルーシと西方諸地域──『原初年代記』における「チェヒ」、「リャヒ」
 2 「ドイツからハザールへの道」

第五章 オリガの洗礼──「ルーシの洗礼」以前のキリスト教(2)
 1 摂政オリガ
 2 オリガの洗礼
 3 オリガとスヴャトスラフ

第六章 ヤロポルク・スヴャトスラヴィチ公(九七二─九七八年)

第七章 ウラジーミル・スヴャトスラヴィチ公と「ルーシの洗礼」
 1 キエフへの道
 2 治世初期のルーシと国際環境(九七〇年代末─九八〇年代)
 3 「ルーシの洗礼」

第八章「呪われた」スヴャトポルクとヤロスラフ「賢公」──大公位継承争いと「ボリス・グレープ」崇拝の成立
 1 ウラジーミル没後の状況
 補遺 『エイムンド・サガ』──要約とイリインの解釈
 2 ボリス・グレープ崇拝の成立

第九章「賢公」ヤロスラフ・ウラジーミロヴィチ
 1 ヤロスラフによる単独支配の樹立
 2 ヤロスラフ「賢公」
 補論1 ビザンツ・ルーシ関係をどうみるか──ルーシ「従属国家」論について、またロシアに対するビザンツの影響の問題をめぐって
 補論2 初期ルーシにおける記述文化の普及をめぐる問題

第十章 ルーシと西方諸国
 1 ルーシとスカンディナヴィア
 2 ヤロスラフと西方諸国──ヤロスラフの「婚姻政策」と外交
 3 ヤロスラフ後の事例──ドイツ皇帝ハインリヒ四世とキエフ大公フセヴォロド・ヤロスラヴィチの娘エウプラクシヤとの結婚
 補遺 キエフ・ルーシ諸公家の外国諸家門との姻戚関係(表と解説)

第十一章 ヤロスラフ後のルーシ
 1 ヤロスラフの「遺言」と子らの世代
 2 ヤロスラフの孫の世代──リューベチ諸公会議(一〇九七年)とその後
 3 ウラジーミル・モノマフの時代
 補論 ヤロスラフの「遺言」の歴史的意義──「共同領有制」および「年長制」の問題をめぐって

第十二章 一〇五四年と一二〇四年──離間するルーシと西方世界
 1 東西両教会の分立とルーシ
 2 十字軍とルーシ
 3 ルーシからの「聖地」巡礼とその終焉

 結語

 付録
  (1)地図 (2)系図
 あとがき
 文献一覧
 索引

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

暇人

1
大著だ。重いし財布にも優しくないが、現ロシアの動きの根拠はどこにあるのかと言えばロシア原初年代記にある。日本で言えば日本書紀にあたる。古事記は皇室の正統性を述べている書のため、伝説伝承が多いことから前者だろう。ウクライナのキエフこそはロシアの起源と考えられており、それを裏付ける歴史書だ。後のロマノフ朝は元の末裔でありアジアをルーツにしていることを隠さない。つまり、アジアにおいては正統性を訴えるには正史が整備されていることが前提となる。 ハードな本書だが、ロシアを知る上での基本書であり、外せない一冊だ。2017/01/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9677879
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品