内容説明
マルクス主義とは何か。その成り立ちから発展、変遷を、歴史上の思想、人物、事象を浮き彫りにしながらたどる。今日的課題を考えるときの、一つの大きな視点。
目次
第1章 グローバル時代のマルクス主義
第2章 マルクス主義
第3章 マルクスとエンゲルス
第4章 二〇世紀マルクス主義
第5章 オーストロ・マルクシズム
第6章 民主主義的中央集権制度―いわゆる、民主集中制
著者等紹介
倉田稔[クラタミノル]
小樽商科大学講師・名誉教授。経済学博士(慶応大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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浪
1
ヒルファーディング研究者によるマルクス主義論。文と文のつながりや区切りが不自然。《既存社会主義の崩壊の原因は議会の不在/先進国ではマルクス主義は野党としてすら存在出来なくなってきたし欧米では学問の世界からも締め出されている/グローバリズムを前提としたマルクス主義の転換(毛沢東によるもの以上のもの)としてのグローバルな認識を持つマルクス主義が必要だが、既存マルクス主義勢力は受け入れないだろう/議会主義と任命制がもたらすスターリン主義の悩ましい関係/マルクスは西欧的、レーニン・スターリンは非西洋的/2017/10/26