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出版社内容情報
都内の閑静な住宅街に暮らす3姉弟。
人付き合いが苦手な長女・波瑠子、今どきなネイリストの次女・奈津子、
受験と恋愛で悩む高校生の長男・亜紀斗。
親と離れて暮らしている一見普通の3人は、人には言えないある秘密を抱えていた。
ある夜、酔って帰宅してきたなつ子の左薬指に指輪が嵌められていることに気がついた波瑠子。
口論になる2人だったが「私、結婚するから」と激昂する奈津子に対し、
波瑠子は他人と深く関わってはいけないと言い放つ。
「私たちは殺人犯の子供達なんだから」とーーー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
社会を震撼させた連続殺人事件の犯人を親に持つ、三人の「こども」が主人公です。普通の幸せを求める次女に、「どうせうまくいかない」と断言する、親の殺人を手伝わされた長女。温かい家庭に育つ彼女がいる弟。それぞれの生活に、悪意が澱のようにたまっていくのがこわい…救いのない上巻です。2025/06/04
かなっち
3
題名通りの、世間からは後ろ指をさされる三姉弟のお話になります。両親が殺人事件を起こしたせいですが、周囲の目を気にしながらひっそりと暮らす様子に胸が痛みました。長女は、子供ながらに殺人に手を貸していたので尚更です。そんな中で次女には結婚したい相手ができ、過去の事件と彼女たちを付け回す謎の人物が現れて。犯罪者の子供は、幸せになってはいけないのでしょうか。そんな疑問の答えを求めて、早速下巻に急ぎます。それはさておき、次女まで殺そうとした両親のクズさに、胸糞が悪くなりました。2024/09/17