内容説明
中国民族性とは。『中国民族性1』『中国民族性2』の上に、中国社会心理学の第一人者の沙蓮香教授が生涯をかけて中国民族性を研究し、導き出した解答と別解である。変容し続ける中国民族性の行き先を示唆している。『中国民族性』三部作の最後を締める第3部、分析研究編。
目次
民族性の研究に関する思考
中国における中国人の研究
民族性と民族性の変遷の「別解」
1980年代の農民の自由と勤労
「生と死」への関心と読書ブーム
経済と「科学技術を生産品に転換する」道へ進む
知識分子の分化
1990年代の「性別」と「性別」問題の深刻性
労働者の下崗(リストラ)と労働者「市民」
「2003年」の象徴的な事件とインターネットの役割の転換〔ほか〕
著者等紹介
沙蓮香[サレンコウ]
中国人民大学哲学系卒、北京大学心理系修了。1982年より1984年まで東京大学文学部に留学。中国人民大学、清華大学にて教鞭を執る。1989年より2003年まで東北大学・一橋大学・関西学院大学にて招聘教授。中国人民大学に1986年心理学研究センター、1993年、1994年にそれぞれ社会心理学研究所と女性研究センターを創設。上記研究所所長・教授。中国社会心理学学会常務理事・副会長
津田量[ツダリョウ]
東京大学卒、同大学院人文科学研究科アジア文化学専攻、中国人民大学博士課程社会学専攻修了(法学博士)。北京第二外国語大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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