出版社内容情報
誰もが子どもたちには「幸せに生きてほしい」と願っています。しかし、実際の人生は一筋縄ではいかず、日々の困難や失敗をすべて避けることは難しいものです。また、困難や失敗を恐れずに乗り越えた先に成長があり、充実した人生につながります。
「レジリエンス=逆境や困難に負けない力」と聞くと、折れない心や強くタフな心と思われがちですが、つらい経験をして落ち込んでも、気持ちを立て直せる「しなやかさ」こそがレジリエンスです。私たちは皆「レジリエンスの種」を持っており、本書で紹介するレジリエンス・トレーニングの知識と経験を積み重ねることで、大きく育てていくことができます。それにより、日々の小さなトラブルをしなやかに切り抜け、万が一重大な危機に陥ったときにも、どん底から這い上がって成長できる可能性が高まります。
本書は、子どもたちと一緒に取り組めるワークを豊富に収載。大人自身も楽しみながら、レジリエンスを身につけていくことができます。
◆本書の特色◆
・何が起こるかわからない時代に、逆境や困難を乗り越え、幸せに生きる力を育てる
・日常生活の中に知識を取り入れて、レジリエンスを育てられる入門書
・子どもと大人が一緒に楽しめるワークで、大人自身もレジリエンスを育てられる
内容説明
「レジリエンス」とは、逆境や困難が訪れてもしなやかに乗り越える力のこと。日常生活の中で大きく育てていくことができます。本書では、イギリスや日本の学校で効果が実証されたレジリエンス・プログラムを、楽しいワークとわかりやすい解説でまとめました。家庭や保育・教育現場で、大人も子どもも楽しみながら取り組むことができます。
目次
第1章 レジリエンスとは(レジリエンスとはどんな力?;レジリエンスはなぜ必要なの? ほか)
第2章 レジリエンスを育てる最初のステップ―気持ちと仲よくなろう!(気持ちと仲よくなる方法―感情について学ぶ;心の育ちには、ネガティブな経験や感情もとても大切!―失敗や困難は宝物 ほか)
第3章 心の嵐を乗り越える5つのレッスン(気持ちを切り替えるスイッチ「気晴らしの魔法」―運動・音楽・ライティング・没頭できる活動;自分の心・体つながる―呼吸法とマインドフルネス ほか)
第4章 レジリエンスの根を育てる4つのレッスン(まずは「レジリエンスの筋肉」をチェック!;レジリエンスを育てる4つの筋肉1 自己肯定感を高める(I am) ほか)
著者等紹介
足立啓美[アダチヒロミ]
一般社団法人日本ポジティブ教育協会代表理事。レジリエンスジャパン推進協議会委員。公認心理師、認定ポジティブ心理学コーチ。メルボルン大学大学院ポジティブ教育専門コース修了。国内外の教育機関で10年間の学校運営と生徒指導を経て現職。現在は、ポジティブ心理学をベースとした教育プログラム開発、小学校~高校、適応指導教室などでレジリエンス教育の講師として活躍。ポジティブメンタルヘルスに関わる企業研修、管理職向けのコーチングも行っている
鈴木水季[スズキミキ]
一般社団法人日本ポジティブ教育協会理事。郁文館夢学園スクールカウンセラー。千葉経済大学非常勤講師。公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士、認定ポジティブ心理学コーチ。精神科病院、企業の産業カウンセリングの臨床を経て、東京都スクールカウンセラーとして勤務後、現職。学校現場では、カウンセリングのみならずレジリエンス・トレーニングなどの心理教育も手がける。日本ポジティブ教育協会レジリエンス・トレーナー養成講座講師を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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