出版社内容情報
音は聞こえているのに、その情報を処理する過程に障害がありうまく聞き取ることができない聴覚情報処理障害(APD:Auditory Processing Disorder)。最近になって知られるようになりましたが、まだまだ理解されず困っている人も少なくありません。
聞き取りにくいといっても聴覚には異常がないことも多く、本人も原因がわからず困っています。相手の言うことがわからなかったり、聞き取れなかったりすることでコミュニケーションがうまく取れず、人間関係の悩みを抱えてしまうこともあります。
本書は耳鼻咽喉科での診療を行っている医師によるAPDの基礎知識や現在わかっている対処法について、マンガをまじえながら詳しくわかりやすく解説した一冊です。
内容説明
聞こえているのに、聞き取れない。「聴力検査」は異常なし。周囲からはわかりにくい困難感の理解を広め、コミュニケーションを助ける。
目次
第1章 聞こえているのに、「聞き取れない」のはなぜ?(APDってなに?;子どものときに気づきにくいのはなぜ? ほか)
第2章 検査と診断―一人ひとりの特性を知る(検査と診断の意味;どんな検査をするの? ほか)
第3章 脳・心・体への影響を知ろう(発達障害ってなに?;認知機能の偏りってなに? ほか)
第4章 聞きとりを助ける環境・機器・トレーニング(環境の調整、機器の活用、トレーニング)
第5章 人とのかかわり&生活の工夫(周囲の人の理解が大切;会話の工夫 ほか)
著者等紹介
阪本浩一[サカモトヒロカズ]
大阪市立大学医学部附属病院耳鼻いんこう科。大阪市立大学大学院耳鼻咽喉病態学准教授。1989年愛知医科大学医学部卒業。大阪市立大学耳鼻咽喉科、神戸大学医学部耳鼻咽喉科を経て2002年より兵庫県立加古川病院耳鼻咽喉科医長、兵庫県立こども病院耳鼻咽喉科医長(兼務)、2009年兵庫県立加古川医療センター耳鼻咽喉科部長/兵庫県立こども病院耳鼻咽喉科部長(兼務)。2016年より大阪市立大学耳鼻咽喉科に赴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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