出版社内容情報
●心の病が治りづらいのは特別なことではありません。それでもあきらめず、少しでも良くなるような対応を考えるためのガイド。
よく見られる心の病について、なぜその病気・症状が改善しないのか考えられる理由を広く検討し、その原因・病気・症状ごとに、よりよい対処方法を一般の方向けにアドバイスする書籍です。改善しない理由を探ることから治癒への希望に結び付けることが狙いです。治りにくい理由として、診断の問題、治療方針の違い、投薬の違い、他の療法を考慮すべき、患者サイドの問題、併存する別の病気などが考えられます。どの病気であるにせよ、主治医との信頼関係を築くことが最重要となります。患者サイドも確かな知識を持って医療側と良いコミュニケーションを保つことが改善への道を開きます。
〔取り上げる病名〕統合失調症とその関連障害、うつ病、双極性障害、不安障害などのストレス性障害、摂食障害、パーソナリティ障害、各種の発達障害など。
内容説明
心の病が治りづらいのは特別なことではありません。患者サイドも知識を持ち、あきらめずに対応することで、少しずつでも良くなるような手立ては必ずあります。
目次
第1章 心の病と診断されたとき
第2章 治りにくいケースとは
第3章 症状別対処のポイント 統合失調症
第4章 症状別対処のポイント うつ病
第5章 症状別対処のポイント 双極性障害(躁うつ病)
第6章 症状別対処のポイント 不安障害(不安症)
第7章 症状別対処のポイント 摂食障害
第8章 症状別対処のポイント パーソナリティ障害・発達障害
第9章 医療を上手に利用するために
巻末付録 精神疾患の治療に用いられる主な薬剤
著者等紹介
久保田正春[クボタマサハル]
社会医療法人加納岩日下部記念病院院長(山梨市)、精神科医。1987年山梨医科大学医学部卒業、医学博士。ドイツ、マックスプランク精神医学研究所留学(文部省在外研究員)、山梨医科大学講師を経て、現在、日下部記念病院院長。2004年より山梨大学医学部臨床准教授兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme