出版社内容情報
●日本のがん治療の最前線・国がん中央病院が実践する最新の子宮がん、卵巣がん治療の情報を紹介
●最先端の研究が進む検査・診断法や治療法の動向、有効な分子標的薬の最新知見を掲載
●がんゲノム研究、遺伝性腫瘍の取り組みも掲載
●生殖機能にかかわる婦人科がんの特性を踏まえ、QOLの重要性にも注目
内容説明
負担を最低限に抑え、最善の効果をもたらす治療開発への取り組みを網羅。女性のQOL向上を目指すスペシャリストらの先進的研究を凝縮した1冊です。
目次
はじめに知っておきたいこと(子宮がん・卵巣がんと診断されたら;女性のがん治療でいま大切にしたいこと ほか)
第1章 子宮頸がん(子宮頸がんにはこんな特徴があります;子宮頸がんの検査と診断 ほか)
第2章 子宮体がん(子宮体がんにはこんな特徴があります;子宮体がんの検査と診断 ほか)
第3章 卵巣がん(卵巣がんにはこんな特徴があります;卵巣がんの検査と診断 ほか)
第4章 子宮がん・卵巣がんに対する最新・近未来の治療(これからの婦人科がん治療の方向性)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k sato
17
女性の妊孕性は卵巣と子宮の状態が全てだ。早期発見が叫ばれる「がん」。最先端治療でもがんのステージによっては全摘を免れられない。婦人科系がんも例外ではない。卵巣を全摘出したら、凍結卵子でもない限り、自らの卵子による妊娠は不可能だ。企業の健診に付属する婦人科検診は、子宮頸がん検診、内診、超音波のみである。子宮体がん検診やCT・MRI画像診断は自己負担だ。そして、企業の検診を鵜呑みにしてはいけないと実感する今日。自己負担であっても年1回以上の婦人科検診を全ての女性に推奨する。取り返しのつかない事態になる前に。2024/06/15
おテンさん
1
子宮がん関連の本は何冊か読んだが、この本がもっとも専門的で情報も信頼できると感じた。読みやすさでは『最新 子宮がん・卵巣がん治療 (「あなたが選ぶ治療法」シリーズ)』に軍配が上がり、どちらもおすすめできる。2022/10/20