内容説明
ADHDとASDの「さまざまな特性」を解読。その特性は治療が必要なのか、特性として活かすべきか、「不適応」を起こしているのか…。
目次
1 あなたは本当に発達障害?(「もしかしたら私も発達障害?」と心配する人が増えている;誰にでもある発達の凸凹;発達障害の特性とは?;発達障害にはいくつかの種類がある;発達障害の診断基準 ほか)
2 発達障害のさまざまな特性を解説する(発達障害の概略をまとめると…;ADHD(注意欠如多動性障害)
ASD(自閉症スペクトラム障害)
発達障害にみられる二次障害)
著者等紹介
福西勇夫[フクニシイサオ]
南青山アンティーク通りクリニック院長。精神科医。1984年徳島大学医学部卒業、医学博士。東京都精神医学総合研究所(現・東京都医学総合研究所)勤務を経て、2003年より現クリニックを開業。精神科医として発達障害、統合失調症、不安障害など、幅広く心の病に対応している。米国での臨床・研究経験も豊富で、2000年より現在までにマサチューセッツ総合病院の客員教授として9回招聘され、2007年には南イリノイ大学の客員教授として招聘されている。一般向けの著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
聲
4
すごくわかりやすかった。具体例があって、自分自身に照らし合わせてチェックできる。具体的な対策は物足りないけど、多分限界があるのだろうな。発達障害についての別の本で、「なおりはしないが、ましになる」というタイトルがあった。それに尽きるのか? 自分自身、躁鬱病を持っているが、こういう特質ゆえの生きづらさ、失敗、不適応から来ているのかもしれないという気づきが得られたことは大きい。原因、仕組みを理解するだけで少しはいい方向にいく気がする。2021/04/24
@奴子の読書~選定中~(BB“)
2
経験の話は参考になった。けど、医師のコメントっぽいところがこういう薬があるよ。みたいなちょっとズレた感じに違和感。極め付けは女の子は天然な方が可愛いみたいな解答はあって、ハア?という部分がその1箇所。 そこに思い切り引っかかってしまったが、他は読みやすくて良かった。 結論、天然な男の子も可愛いっていうなら、その部分は流そうかなって思う。 個人的に神経を逆撫でされたのかなあという感想です。ちなみにデジタルブックで読んだ。2022/04/04
はえ太
1
図書館本。ケースの列挙2022/10/10
紙魚
0
事例紹介の列挙メインで読みやすかった。隙間時間に読める。対策の具体例は少なめ。2022/11/18
ひつじ
0
斜め読み ADHDとASDによく見られるケースとその対策、投薬治療の対象となるかどうかなどが書かれている 「自分は発達障害かもしれない」と思う人のための本ってことだけど個々のケース自体は普通の人にもよくある事なんだよな グレーゾーンがクソデカすぎてどのみち自己診断は出来なかった 専門医にかかるための取っ掛りにはなる気がする2021/01/27