内容説明
身近で便利な必需品とどう付き合っていけばいいのか?
目次
第1章 ゲーム・スマホ依存とは?(マンガ お子さんはスマホと上手に付き合っていますか?;みんな使っているのに ほか)
第2章 子どもとゲーム・スマホの関係(スマホはとくに注意が必要;ゲームに依存 ほか)
第3章 依存から子どもを守るには(マンガ 子ども任せは危険;依存対処は難しいので ほか)
第4章 医療機関を受診しよう(医療機関を受診するには;依存の診断 ほか)
第5章 回復を支援するために家族ができること(家族による働きかけ;解決のためのコミュニケーション ほか)
著者等紹介
樋口進[ヒグチススム]
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長。昭和54年東北大学医学部卒業。米国立保健研究所(NIH)留学、国立久里浜病院(現 久里浜医療センター)臨床研究部長、同病院副院長などを経て現職。ゲーム障害、ギャンブル障害などの行動嗜癖、アルコール関連問題の予防・治療・研究などを専門とする。2011年に国内初のネット依存治療専門外来を設立。WHO専門家諮問委員、行動嗜癖に関するWHO会議およびフォーラム座長、厚生労働省アルコール健康障害対策関係者会議会長、同省依存検討会座長(2013年)、内閣官房ギャンブル等依存症対策推進関係者会議会長、国際アルコール医学生物学会(ISBRA)理事長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブルーツ・リー
4
今の世の中と言うのは、大人から子供まで、殆どの人がスマホ漬けの状況。 これでは当然依存症は増える。 特に子供に、ルール付けもせず、無制限にスマホを使っていいよ。という事になったら、四六時中ネットゲームや動画ばかり見る事になってしまうだろう。 それが嵩じて、依存症。という所まで行ってしまう人が多いのも、当然だろう。 本書では、リアルが上手く行かなくても、ネットに逃げるのではなくて、リアルが辛くても、乗り越える経験も必要。 と書かれている辺り、援助する一方で、自助努力も必要との考え方は、至極健全だと思った。2023/02/16
ばしこ♪
3
スマホ依存は子どもだけの問題ではない。依存を依存と認められるところからが、スタートです。子どもは当然分からない。スマホより楽しいことを教えられるかどうかが親の仕事かな。2023/06/10
ねころじ
2
3歳の娘がゲームにハマりかけているため。時間を決めよう。渡さないようにしよう。娘というより四六時中ゲームしてる夫のゲーム依存が心配になった。2022/07/02
Takumi
2
子どもを対象に書かれてありますが、大人にも十分当てはまる内容です。スマホ=時間泥棒にならないよう意識的に考えていくための入門書と言ってもいい一冊。一人でスマホと向き合えれないなら、誰かと一緒に向き合っていける関係性が問われていると思いました。2021/05/13
はみ
0
自分がネット依存になっていることに気付かされた本。子供との約束を考える前にまず、自分の行動を正そうと思わせてくれた一冊。枕元で充電しないようにしたら、毎日の生活にメリハリがついた! あの、依存症の治療で有名な久里浜医療センターの先生が書いているということで、さすがの知識と説得力。スマホ依存はアルコール依存などとは違って生活に密着すぎて依存のもとを経つのが難しいのが治療が進まないポイントだなと思った。 依存になる前の大前提の自己肯定感を、こどもたちにしっかり育んでいきたい。2023/02/06