内容説明
リンパ浮腫の予防と改善に効果のある「リンパドレナージ(マッサージの一種)」「運動療法」「弾性着衣による圧迫療法」「スキンケアなどの日常生活上の注意」の4つのセルフケアの方法を具体的に、その多くをカラー写真で一目でできるように紹介。リンパ浮腫の改善に有効と考えられている「運動療法」を大きく取り上げます。自宅やスポーツジムで行う運動によって浮腫の改善が図れるよう、運動療法の研究者の最新の療法を紹介します。治療後も知っておきたい病気と治療の基礎知識と対処法、悪化を防ぎ体調を整える生活のしかた全般について解説。手術後・退院後の患者さんご自身の悩みや疑問に寄り添えるのが患者さんの実際の体験記。タイプ別に3人の体験談を収録。
目次
第1章 リンパ浮腫で悩まれる患者さんへ(がんの後遺症で多いリンパ浮腫;リンパ浮腫予防のポイントはセルフケア ほか)
第2章 リンパドレナージ・運動・弾性着衣(シンプルリンパドレナージ;運動療法の概論 ほか)
第3章 リンパ浮腫の基本的な知識(リンパ浮腫ってどんな病気?;リンパ浮腫はどのように起こる? ほか)
第4章 リンパ浮腫を予防する生活ガイド(予防の基本はがんばり過ぎないこと;リンパ液の流れをスムーズにする生活の工夫 ほか)
第5章 リンパ浮腫を改善するセルフケア(セルフケア;弾性着衣 ほか)
著者等紹介
廣田彰男[ヒロタアキオ]
医療法人社団広田内科クリニック理事長。1972年北海道大学医学部卒、81年東邦大学医学部第3内科講師、88年東京労災病院第三内科部長、91年東京専売病院健康管理部長兼循環器部長。2002年広田内科クリニック開業。日本リンパ浮腫学会名誉理事長、日本リンパ学会名誉会員、日本脈管学会特別会員、日本静脈学会特別会員、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医。著書、監修書多数
高倉保幸[タカクラヤスユキ]
埼玉医科大学保健医療学部理学療法学科教授、理学療法士、博士(保健医療学)。1984年国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院卒、同年癌研究会附属病院(現がん研有明病院)勤務、99年埼玉医科大学総合医療センター課長補佐、2007年埼玉医科大学教授。日本がんリハビリテーション研究会副理事長、厚労省後援リンパ浮腫研修委員会副委員長、日本がんサポーティブケア学会リンパ浮腫部会委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。