出版社内容情報
清水 栄司[シミズ エイジ]
著・文・その他
内容説明
怒りを上手にコントロールしてトラブルを減らす。認知行動療法による「怒り」にふりまわされなくなる方法。
目次
第1章 どうして人は怒らずにいられないのか(人が怒ってしまうわけ;そもそも「怒り」とは)
第2章 怒りをぶつけて得をすることは、ほとんどない(怒りはなにを生み出すか;本当に怒る必要があるのか)
第3章 アンガーコントロールをはじめよう(怒りをおさえる方法がある;認知行動療法その1 怒りの強さを考える ほか)
第4章 コントロールしきれない怒りへの対処法(コントロールには限界がある;怒りの逃げ道を用意する)
著者等紹介
清水栄司[シミズエイジ]
千葉大学大学院医学研究院認知行動生理学教授、医学部附属病院認知行動療法センター長、子どものこころの発達教育研究センター長。精神科医。1965年山梨県生まれ。1990年千葉大学医学部卒業。千葉大学医学部附属病院精神神経科、プリンストン大学留学等を経て、現職。専門は認知行動療法。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kinkin
91
アンガーつまり怒りという感情をどのようにコントロールするか漫画を使ってわかりやすく書かれていた。アンガーという感情はむしろ人にとって必要なものということ。ただそれをどのような場面で必要とするか、怒りの感情の程度を知るだけでもコントロールしていること。正義感も場合によってはとんでもない怒りに変身するしそんな感情を持つ人は白か黒かで思考している。以前読んだ認知行動療法に通じるものあり。会社勤め時代に上司が今考えるとアンガーコントロールの達人だったと思う。その正反対のパワハラ上司も何人も見てきた。2021/01/07
kanki
19
怒りはそもそも生存反応。猫だって威嚇や攻撃を使い分ける。ルールを破られると怒る。怒りっぽい人は、自分のルールを絶対視してる。極端な正論は相手をも怒らせる。2025/01/15
ノンケ女医長
18
アンガーコントロールできていないことの、デメリットは限りなく大きい。分かりやすさ、伝わりやすさに力点が置かれている。読みやすく理解しやすいので、ストレスなく著者の話を受け止められる。理想論ばかりで実現不可能な対応方法の紹介に終始される本も多いが、今作は違う。基礎的な理解を深めるのに、とてもいいのでは。2023/01/22
りお
8
🌸怒りっぽい人は自分が日頃「こうあるべきだ」と考えているルールが破られ、ものごとが思わぬ展開を見せた時に怒りを感じる。 🌸感情に任せ怒りをぶつけるとそれが正当だとしても社会では受け入れられない。 🌸親や上司と言った関係性で「役割意識」を強く持っている人は怒りっぽくなる。 🌸怒りをぶつけて相手を従わせることは効果的なコミュニケーションにはなりません。相手から、能力を発揮する機会を奪うことになるので結局自分が損をすることになる。2021/02/04
綿帽子
6
仕事で上手くいかなくて悩んでいた時に出会った言葉「アンガーマネジメント」。それから2年はたっているけど「分かっていても出来ない!私は根本的にダメな人間で治せないんだ」と悩み落ち込み自分を卑下する日々でした。しかしこの本を読み、私はアンガーマネジメントが出来てたのかと初めて手応えを感じられた。まずは自分の怒りを把握する事。自覚する事で大きく第一歩は踏み出せていた。暗中模索していく中で、山を越えた今やっと一筋の光が見えた感じ。2019/02/13
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