内容説明
介護が楽になる12ヵ条。
目次
第1章 認知症の中核となる症状(認知症が気になりだした頃;何度も同じことを聞く・言う ほか)
第2章 認知症の周辺症状(短気で怒りっぽくなった;悪口を言う ほか)
第3章 認知症が進んでも保たれるその人らしさ(トイレのトラブルが増えた;着替えや入浴を嫌がるのは ほか)
第4章 家族の関わり方(認知症介護 家族にできることは?;認知症の人の生活環境を整える ほか)
著者等紹介
杉山孝博[スギヤマタカヒロ]
川崎幸クリニック院長。1947年愛知県生まれ。東京大学医学部付属病院で内科研修後、地域の第一線病院で患者・家族とともにつくる地域医療に取り組むため、1975年より川崎幸病院に内科医として勤務。1998年より川崎幸クリニック院長に就任。1981年から、公益社団法人認知症の人と家族の会(旧呆け老人をかかえる家族の会)の活動に参加。全国本部の副代表理事、神奈川県支部代表。公益社団法人日本認知症グループホーム協会顧問。公益財団法人さわやか福祉財団(堀田力理事長)評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ume-2
3
全編マンガでは無いので御心配なく。マンガの後に詳細な解説が挟まれていきます。ほのぼのとした画質のマンガは実生活のイメージが湧きやすく内容の理解に非常に役立ちます。加齢や遺伝が関わっている認知症ですが、その原因となる主な病気の説明は控えめで、やはり発現する症状とその由来、推奨される対応等に重きが置かれています。現在でも治癒する事は不可能ですが進行を遅らせる事はできます。尊敬する人が壊れていくようで憂鬱になりがちですが、感情はちゃんと残っていますから異常と思われても騒がずに、訳を押さえた優しい対応が必要です。2017/10/17
luckyair
2
マンガと解説で分かりやすくまとめられていてかなり参考になった。認知症はいざ直面すると、知識を身につける間もなく対応しなければならない。優しくて真面目な人ほど抱えてしまうので、正しい知識は強力な助けとなると思った。自分が突然どこにいるか分からなくなることや、周りの気遣いがかえって負担になること、周りから見ると意味不明な行動や言動をすることもすべては脳の機能の低下によるもの。認知症は0か100ではないので、徐々に進行することを念頭に入れながらフォローする側も理解し、訓練していくことが大事だと思った。★★★☆2018/02/06
なかむー
0
在宅診療に熱心な医者が買いた認知症の理解にまつわる本、ということだけで、その本が光り輝いて見える。 しかも、マンガで分かりやすい。絵文字きれいで親しみやすい。 2017/12/08
ゆに
0
芳井図書館2018/07/28