出版社内容情報
歯を失う第一原因である歯周病について、歯の構造、病気の詳細、専門的治療と自分で行うメンテナンス等をわかりやすい図解で解説。●歯を失う原因の第1位である歯周病。生活習慣病などとも密接に関係する。
日本人の20代で約7割、40代後半では約9割に歯周病の何らかの症状が見られます。歯周病が怖いのは、気づかぬうちに進行して歯を失う原因となってしまうことで、現在、日本人の歯を失う原因の第1位です。歯を失えば、食生活の変化のほか見た目も変わるなど、その後の生活に大きな影響が出ます。さらに糖尿病のほか心筋梗塞や脳卒中などの原因となったり、それらを悪化させるなど、全身の健康と深く関わっています。本書は歯や歯周組織の基本的な知識から歯周病の発症メカニズム、最新の治療法、再発を防ぐケアや生活習慣の注意点までを紹介。生涯自分の歯で噛める生活を送るためのガイドです。
第1章 知っておきたい歯の知識
歯や口の中に、こんな症状はありませんか?/歯科治療は早期段階の受診が原則/歯を失う原因の第1位は「歯周病」/歯は生活のなかでどのような役割をしているか?/歯は見た目以上に複雑な構造をしている/口の中の細菌が歯の健康を脅かす
第2章 「歯周病」って、どんな病気?
歯周病は「感染症」/歯周病の発症と進行/歯周病は全身の病気にかかわっている/妊婦にも影響を及ぼす歯周病/歯周病と生活習慣のかかわり/歯並び、噛み合わせの不具合と歯周病の悪化/歯周病の予防と進行を抑えるためには
第3章 歯周病を治療する
歯の残存が治療の最大目的/歯科医で行う歯周病の検査/歯周病の基本治療/基本治療とともに行う「噛み合わせ調整」/歯周病の外科治療/治療後は良い状態を維持するためのメンテナンスを/抜歯を選択されたときは
第4章 納得のいく治療で歯周病を完治
良い歯科医、良い治療と出会うために/歯科医院とのトラブルが起きないために/保険適応の治療と保険適応外の治療/いつまでも歯と体の健康を大切に
渡辺 久[ワタナベ ヒサシ]
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野准教授。
1977年東京医科歯科大学卒業。81年同大学大学院修了(歯学博士)。81年東京医科歯科大学助手、87年同大学講師。87年文部省長期在外研究員としてロンドン大学歯学研究所免疫部門勤務。92年東京医科歯科大学助教授。95年文部省短期在外研究員としてロンドン大学、米国フォーサイス研究所勤務。2007年より現職。2013年より日本レーザー歯学会理事長。その他、多くの学会にて評議員等を務める。
目次
第1章 知っておきたい歯の知識―歯周病をよりよく理解するために(歯や口の中に、こんな症状はありませんか?;歯科治療は早期段階の受診が原則 ほか)
第2章 「歯周病」ってどんな病気?―歯周病の実態と予防法(歯周病は「感染症」;歯周病の発症と進行 ほか)
第3章 歯周病を治療する―最新治療とメンテナンス(歯の残存が治療の最大目的;歯科医で行う歯周病の検査 ほか)
第4章 納得のいく治療で歯周病を完治―スムーズに治療を進めるために(よい歯科医、よい治療と出会うために;歯科医院とのトラブルが起きないために ほか)
著者等紹介
渡辺久[ワタナベヒサシ]
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野准教授。1977年東京医科歯科大学卒業。1987年東京医科歯科大学講師、1992年東京医科歯科大学助教授を経て、2007年より現職・東京医科歯科大学大学院准教授を務める。その間、1987年文部省長期在外研究員としてロンドン大学歯学研究所免疫部門、1995年文部省短期在外研究員としてロンドン大学と米国フォーサイス研究所を歴任。また、学会活動においては、2013年日本レーザー歯学会理事長就任をはじめ、日本歯周病学会評議員、日本歯科保存学会評議員、日本咀嚼学会理事など、多岐にわたり活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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