出版社内容情報
認知症の「予防」、病気の進行を遅らせ症状を軽くする知識と治療、患者さんの心をやわらげる介助まで、知って安心のカラー図解集。認知症の人は年々増加し、多くの人が避けて通れない様相を呈しています。たとえば認知症ドライバーが引き起こす事故など、大きな社会問題にもなっています。また、正常と認知症の中間の「軽度認知障害(MCI)の人」も400万人もいるとされています。そのためにはご本人・ご家族ともに、できるだけ早く、正しく、対処していかなくてはなりません。
本書は、認知症の「予防」、病気の進行を遅らせ症状を軽くする「最新治療」、また、患者さんの心をやわらげる介助まで、図解を駆使して解説します。知って安心の最新知識を、見て読んで、やさしくわかる形でお届けします。
第一章 認知症とは、どんな病気?
先生、家族がなんか変なんです! 認知症は身近な病気 なぜ、認知症は起こる 認知症は時間をかけて進行する 2つに大別される症状 認知症の原因疾患 高齢者の病気とは限らない
第二章 認知症の兆しと予防のしかた
加齢によるもの忘れと認知症の違い 認知症と生活習慣病のかかわり どうすれば認知症の発症を防げるか? 認知症にかかりにくい生活習慣 認知機能の衰えを防ぐには
第三章 認知症の治療
認知症は早期の受診が重要 認知症の治療法は? アルツハイマー型認知症の進行を抑える 周辺症状を軽減する薬 脳血管のトラブル再発を防ぐ薬 非薬物療法とは 日常生活の機能を活性化する 治せる認知症の治療法
第四章 家族を守る介助と介護
認知症の家族を支える接し方 薬の管理をする 介護は本人への思いやりから 安全に食事を楽しむために 体を清潔に保つために スムーズな排泄のために 移動が苦にならないために 公的支援制度を利用して、生活バランスを崩さない
朝田 隆[アサダ タカシ]
東京医科歯科大学脳統合機能研究センター認知症研究部門 特任教授。メモリークリニックお茶の水 院長。筑波大学名誉教授。1955年生まれ。1982年東京医科歯科大学医学部卒業。東京医科歯科大学神経科、山梨医科大学精神神経科、国立精神・神経センター武蔵病院などを経て、2001年、筑波大学臨床医学系(現医学医療系臨床医学域)精神医学教授、2014年7月、東京医科歯科大学医学部特任教授。数々の認知症実態調査にかかわり、認知症発症前の軽度認知障害のうちに、治療・予防を始めることを強く推奨。筑波大学附属病院では、軽度認知障害のためのデイケアプログラムを実施するなど、認知症対策の第一線で活躍中。
目次
第1章 認知症とは、どんな病気?(先生、家族がなんか変なんです!;認知症は身近な病気 ほか)
第2章 認知症の兆しと予防のしかた(加齢によるもの忘れと認知症の違い;認知症と生活習慣病のかかわり ほか)
第3章 認知症の治療(認知症は早期の受診が重要;認知症の治療法は? ほか)
第4章 家族を守る介助と介護(認知症の家族を支える接し方;薬の管理をする ほか)
著者等紹介
朝田隆[アサダタカシ]
東京医科歯科大学脳統合機能研究センター認知症研究部門特任教授。メモリークリニックお茶の水院長。筑波大学名誉教授。1955年生まれ。1982年、東京医科歯科大学医学部卒業。東京医科歯科大学神経科、山梨医科大学精神神経科、国立精神・神経センター武蔵病院勤務、イギリスオックスフォード大学老年科留学などを経て、2001年、筑波大学臨床医学系(現、医学医療系臨床医学域)精神医学教授、2014年7月、東京医科歯科大学医学部特任教授、2015年4月より筑波大学名誉教授、メモリークリニックお茶の水院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。