てんかんが怖くなくなる本

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てんかんが怖くなくなる本

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  • サイズ A5判/ページ数 183p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784865132724
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0077

出版社内容情報

患者が多く身近な病気であるにも関わらず、誤解の多いてんかんの正しい知識と治療法を、専門医がわかりやすく解説します。てんかんを理解して、安心して暮らすために
てんかんの有病率は0.8%、日本国内に100万人の患者さんがいる非常に身近な病気です。老若男女誰でも発症する可能性があり、また発作の起こり方やその原因もさまざまです。
本書は長年てんかんの専門医として患者さんを支援し続けてきた著者が、てんかんの正しい知識と、発作をコントロールするための方法をわかりやすく紹介します。患者さん本人のほか、ご家族や、周囲の方にてんかんを正しく理解していただくためにも役立ちます。
また、てんかんの人がより安心して、いきいきと暮らしていくためのコツも解説します。


漫画/「てんかん」はじめて物語・前編
第1章 てんかんとはなにか
てんかんの定義/てんかん発作とは/てんかんの原因はなにか/てんかんの患者数/よくある誤解
第2章てんかん発作への対応
てんかん発作の種類/目の前で発作が起きたら/てんかん発作の誘発要因
第3章てんかんの診断と検査
正しい診断を受ける/診断の進め方/てんかんの検査/診断の受け止め方/てんかんと間違えやすい病気/てんかんの診療機関/てんかんの合併症
漫画/「てんかん」はじめて物語・後編
第4章てんかんの治療
治療方針/薬物療法の進め方/抗てんかん薬の種類/服薬についての注意点/効果が不十分なとき/いつまで薬を飲むか/手術を検討すべきとき手術療法の進め方/特殊な治療法
第5章よりよく暮らしていくために
十分な治療を受ける/理解を広げる/安全に暮らすために/就学について/就労について/運転免許について/結婚・出産について/てんかんへの支援制度/てんかん治療、これからどうなる?


大槻 泰介[オオツキ タイスケ]
てんかん病院ベーテル 院長
1979年東北大学医学部卒。医学博士。国立精神・神経医療研究センターてんかんセンター長を経て、2016年1月よりてんかん病院ベーテル院長。前全国てんかんセンター協議会代表。日本てんかん学会理事、2014年度 厚生労働科学研究班「てんかんに対する総合的な医療の供給体制設備に関する研究」代表。
主な著書:『難治性てんかんの外科治療』 診断と治療社 2007年、
『希少難治てんかん診療マニュアル』 診断と治療社2013年

内容説明

自分のてんかんをよく理解し、てんかんと上手につきあっていくための、検査、診断、治療、生活、サポート。

目次

第1章 てんかんとはなにか(てんかんの定義;てんかん発作とは ほか)
第2章 てんかん発作への対応(てんかん発作の種類;目の前で発作が起きたら ほか)
第3章 てんかんの診断と検査(正しい診断を受ける;診断の進め方 ほか)
第4章 てんかんの治療(治療方針;薬物療法の進め方 ほか)
第5章 よりよく暮らしていくために(十分な治療を受ける;理解を広げる ほか)

著者等紹介

大槻泰介[オオツキタイスケ]
てんかん病院ベーテル院長。1979年東北大学医学部卒。医学博士。国立精神・神経医療研究センターてんかんセンター長を経て、2016年1月よりてんかん病院ベーテル院長。前全国てんかんセンター協議会代表。日本てんかん学会理事、2014年度厚生労働科学研究班「てんかんに対する総合的な医療の供給体制設備に関する研究」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

36
“てんかん”と聞くとまず何を思い浮かべるでしょうか?日本には100万人もの患者がいる、ごくありふれた病気。その反面、怖い病気であるという誤解が一人歩きしているのが現状です。本書は患者を全面的にサポートした内容であり、これからてんかんを学びたいという読者に有益な情報をもたらしてくれます。てんかん病院の院長として患者と向き合ってきた実績がある著者だからこそ、現場での「知りたいこと不安なこと」が手に取るように分かるのだと思います。【発作はコントロールできる】を声高に、適切な処方をあなたに出してくれるでしょう。2017/02/11

14
発作後は無理に起こさない(回復を待つ)/ローランドてんかん(良性小児てんかん)は中心・側頭部に棘波を持ち、発作時に口をひきつらせたりのどを鳴らしたりするのが特徴/ADHD併発しやすい/初回発作後五年以内に再発する率は四割~五割/服薬継続のコツは病気をよく理解すること/学校や園とは書面で情報共有するのも手/韓国では脳電症と言い換えて呼ばれている、など。でもやっぱり手術は怖い。2021/09/22

ばちゃ

7
家族がてんかんで、勉強のために。 知っているつもりで知らなかったことがたくさんありました。とても勉強になりました。読めてよかったです!2017/06/15

ブルーツ・リー

3
著者、手術好きすぎ!海馬だろうが前頭葉だろうが、てんかんの基になっている部位が明らかになって、かつ手術後に大きな障害が残らないなら切ってしまえ!という話がかなり出ていた。 乱暴だろう、さすがに。患者にも生活の質ってものがある訳で、海馬を切って記憶障害が出ちゃったらどうする気なんだろう。 いちばん驚いたのは、脳梁を切断することも選択肢のひとつだ、とか言っちゃっているけれど、これは現代の医学では脳は両脳が連動して動いているから、脳梁を切ったら何が起こるか分からない、のが定説。 令和の時代に乱暴すぎる!2020/08/20

コウ

1
私の身近にある病気なので、少しお勉強。だけど所々難しくて「誰に向けられた本だろう?」なんて、ぼんやり思いました。種類の多さもあって、知らないことが学べたのは間違いないです。ゆっくり時間をかけて読むといいかも。2016/11/26

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