出版社内容情報
増えているパーキンソン病の症状や治療法をオールカラー、豊富な図解でわかりやすく解説
日本のパーキンソン病患者は年々増加しており、2011年の厚生労働省の患者調査では、全国に14万1千人。
70歳以上の100人に1人程度の割合で発症するといわれています。
また、患者数は50歳代から60歳代にかけて増加し、日本では女性に多くみられることも特徴です。
パーキンソン病は脳内の神経伝達物質の分泌異常を原因として「ふるえ」「筋肉のこわばり」「動作が遅くなる」「姿勢が保ちにくくなる」などの身体的な症状が現れる病気です。
かつては回復が難しい病気でしたが、現在は薬物療法の進歩に伴いリハビリテーションとの組み合わせによって、かなり症状を軽減できるまでになっています。
本書は超高齢化社会を迎え、ますます発症頻度が上昇しているパーキンソン病の原因、検査、診断、治療法など、図解を駆使し、わかりやすく解説します。
はじめに
第1章 パーキンソン病はどんな病気か
パーキンソン病を正しく理解しよう ほか
第2章 パーキンソン病の診断から治療へ
パーキンソン病の診断は神経内科で ほか
第3章 パーキンソン病治療の実際
最新の「パーキンソン病」ガイドラインと治療 ほか
第4章 パーキンソン病と上手に付き合う(リハビリとサポート術)
規則的な生活リズムが生活のコツ ほか
難解病名・医学用語事典
【著者紹介】
(独)国立精神・神経医療研究センター病院特命副院長/神経内科診療部長/パーキンソン病・運動障害疾患センター センター長、医学博士。専門:神経変性疾患(パーキンソン病とその関連疾患、脊髄小脳変性症)の診断と治療、臨床薬理学、分子神経遺伝学。
目次
第1章 パーキンソン病とはどんな病気か(パーキンソン病を正しく理解しよう;パーキンソン病の特徴 ほか)
第2章 パーキンソン病の診断から治療へ(パーキンソン病の診断は神経内科で;パーキンソン病の診断 ほか)
第3章 パーキンソン病治療の実際(最新のパーキンソン病「ガイドライン」と治療;パーキンソン病の主な治療薬 ほか)
第4章 パーキンソン病と上手につきあう(リハビリとサポート情報)(規則的な生活リズムが生活のコツ;リハビリテーションの実際 ほか)
著者等紹介
村田美穂[ムラタミホ]
1992年筑波大学大学院医学研究科修了。筑波大学附属病院、東京都老人医療センター、東京大学医学部附属病院を経て2004年より国立精神・神経センター武蔵病院(現:国立精神・神経医療研究センター病院)。現在、神経内科診療部長、特命副院長、パーキンソン病・運動障害疾患センター長。専門はパーキンソン病の治療(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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