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内容説明
家賃1万8千円4畳半一間のスサキ荘に集う落研部員たちが「全国大学対抗お笑い選手権大会」で悲願の2連覇を果たすまで―。
目次
「これはやりたいことがやれそうだ」
「プロを目指しているんですか?」「まさか~」
「これがイジリというやつか」
「スターがやってきたな」
落研の危機を救ったのはガストだった
「顔じゃないんだ、やる気なんだ」
「渋谷にはそこそこオシャレをしていかないとまずいだろ」という話になった
家賃1万8千円の青春
新入生勧誘大作戦
勧誘作戦大成功!期待の新人来たる〔ほか〕
著者等紹介
やついいちろう[ヤツイイチロウ]
1974年三重県生まれ。1997年にエレキコミックを結成。2000年にNHK新人演芸大賞(演芸部門)を受賞。2010年にはTBS「キングオブコント」で決勝進出。敬愛する曽我部恵一氏の勧めでDJ活動を始め、現在までに9枚のCDをリリース。2012年から、お笑い・ミュージシャン・アイドル・文化人といったジャンルレスの「YATSUI FESTIVAL!」のオーガナイザーをつとめる。2014年にTBS「リアル脱出ゲームTV」で俳優としてのキャリアをスタート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆー。
31
「エレキコミックやついさんの青春時代がこの本に凝縮されてた。だるまさんが転んだの止まった時に変なポーズで止まるとか、止まった際に酸っぱい顔をしていないと捕まるなど笑いに繋げようとする考え方が芸人思考。ほとんど楽屋落ち(身内だけがわかる笑い)話だったけど、何回か出てきたお風呂話『風呂をめぐる冷たい戦争』『事件は露天風呂で起きている』は面白かった。」2022/03/11
緋莢
11
三重の実家から東京の大学へ進学。お笑いか音楽をやりたいと思っていた時に、落語研究会(落研)に勧誘され、入ることに決めた。初めてやったコントが思いのほかウケ、褒められて、すっかりその気になる。1年後、後にコンビを組む男も入ってきて…著者はエレキコミックのボケ。大学時代から、芸人になり演芸大賞を獲得するまでを書いたエッセイです。学内だけのライブで物足りなくなり、「笑っていいとも!」の素人参加コーナーオーディションに参加するも結果は…だったり(続く2024/11/17
フロム
10
著者は20代にしては恐ろしく俯瞰した視点を持っており、卓越した観察眼と視点の長さから生み出される発言と行動は的確である。自意識に溺れてアップアップしていた僕から見たら著者の才能は眩しいの一言。ホント羨ましい。起業したり、映画を撮ったり、研究者になっても一角の人間になったのでは?と思わせる器の大きさを感じる。笑いに関しても冷静に観察しつつ、さらにロジカルに分析し練り上げている為話に説得力がある。 この人の成功譚は必然である故に嫉妬心しか湧かない。日本型リーダーのモデルタイプと言っても良いと思う。2020/08/01
ジュンコ
9
エレ片のヘビーリスナーとして。最初は「片」の方から入ったけど、最近は「エレ」の方に気持ちが向いてる。この本を読んでさらにやついさんが好きになったよ。2021/09/15
gtn
8
山の上の大学で賭けた青春。あの頃の匂いを思い出す。著者は当時家賃1万8千円のアパートに暮らしており、東京一安かったと誇っているが、当方が大学時代、7800円の吉備荘があった。著者の在学時にはもうつぶれていたのか。ともかく、全力を注いだ青春の成果を費やすことなく、ライフワークと定めた著者。今後の更なる活躍を祈る。 2019/08/12