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内容説明
沈黙の守護者バットマンVS親愛なる隣人スパイダーマン。君はどちらを支持する?DC、マーベルのスーパーヒーロー10人の中で、現代社会で最も望ましい徳性のモデルになるのは誰かを検証する知的エンターテインメント。
目次
序論 スーパーヒーローたちの対決
第1章 最善の野獣性 ハルクVSウルヴァリン
第2章 想像力のかがり火 グリーン・ランタンVSアイアンマン
第3章 責任と都市 バットマンVSスパイダーマン
第4章 実践の理想 キャプテン・アメリカVSミスター・ファンタスティック
第5章 ロングボックスの神々 ソーVSスーパーマン
結論 勝者同士の対決
著者等紹介
スミス,トラヴィス[スミス,トラヴィス] [Smith,Travis]
ハーバード大学で博士号を取得。コンコルディア大学(カナダ)の政治学の准教授。専門は初期近代哲学。『アメコミヒーローの倫理学―10人のスーパーヒーローによる世界を救う10の方法』が第一作
堀内進之介[ホリウチシンノスケ]
博士(社会学)。首都大学東京客員研究員、現代位相研究所首席研究員、朝日カルチャーセンター新宿講師ほか
塚越健司[ツカゴシケンジ]
2009年一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了、2014年同博士課程単位取得退学。拓殖大学、学習院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
19
2019年3月PARCO出版刊。作者のDCとマーベルのヒーローとヴィラン(敵キャラ)についての造詣の深さに感心するし、何より愛がある。アメコミが読みたくなってしまった。2024/05/11
かやは
10
マーベル、DCのヒーローを通して倫理を考察する一冊。著者がニュートラルな思想の持ち主だと思われるので偏りがなくすんなり論が入ってきた。ヒーロー自身が持つ力そのものではなく、ヒーロー自身が何者で何を求めて闘っているのかを主に語っているのが良い。SFが科学を用いて現実を語るためのメタファーだとしたら、ヒーロー作品はキャラクターを通じて人間性を語るためのメタファーだ。だから私はアメコミヒーロー映画が好きなんだと改めて思った。2019/08/17
馬酔木 由良
6
タイトルに惹かれて手に取った本。良く考えたら自分がアメコミヒーローを良く知らないので、あまり共感できるような部分は少なかったが、(ごめんなさい)でも、これから映画見に行こうかな、と新しい扉が開けた気がする一冊。2020/02/19
おだまん
5
まだまだ知らないアメコミヒーローがたくさんだったし、奥が深いなぁ。2019/06/02
マーデック・澤・ティヴェベル
3
本作はヒーロー同士の対決をテーマとしていますが、そこで問われるのは能力の優劣ではなく…… 特定のテーマに対して異なる応じる方をする二人のどちらが、賞賛に値するか?を資料を基に検討。 著者なりの結論を提示するという内容です。 選出されるのが「公平性を期す為、近年映画化された作品に登場している知名度のあるキャラ」に限定されていますが、肝心の検討素材の資料が映画版のキャラについてではなく、原作コミックスのキャラとなっていた所が些か気になりました。2019/04/17