内容説明
あらゆる境界線を超え続けるブランド、アンリアレイジ。デザイナー・森永邦彦の思考と、写真家・奥山由之の感覚が呼応する。光と影でファッションを変えたアンリアレイジの実像。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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世界で活躍するファッションデザイナー・ 森永邦彦(アンリアレイジ)の紡ぐ言葉と写真家・奥山由之の写真を1冊にした書籍。「光」をテーマに毎年斬新なファッションを提案するアンリアレイジの手法は、DCブランドの時代に「闇」をテーマに黒服を提案してきたコムデギャルソンやヨウジヤマモトと対比しており、白飛びしてしまわんばかりの「光」による表現が写真に収められている。しかし、表現は「光」だけではなく、服や人体が反射して生まれる「影」にこそ本質がある。パリコレのステージに服以外の要素を持ち込んだ思想に脱帽。2018/01/19
ちゃっぴ
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アンリアレイジの森永さんの言葉。 ファッションも、言葉で、言葉が決まるその瞬間がハイライト。 (もちろん、それを実現するだけの技術を前提にした話) それぞれブランドには、それぞれの価値観があるのだろ受けど、それも、言葉を大事にしてるのだろうか 脳の話でも、考えることを分析する本でも 重要なファクターは”言葉” ファッションに言葉で動かされる体験をしました。2017/11/14
Lytton
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人の感覚のその先にある何かに出逢ってみたいと、自分でも何を言っているかよくわからず具体的なイメージも無くただぼんやりと思っていたことがあったが、ANREALAGEはまさにそれなのではないか。と、2018年のA LIGHT UN LIGHT展の帰りに気が付いた。しかし、ANREALAGEは限りなく人の感覚に寄り添い続けている。2018/06/06