内容説明
千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺。空振り続きの古物商・小池則夫は、落ちぶれた陶芸家・野田佐輔と出会う。大御所鑑定士に一杯食わされた2人は、仕返しのため「幻の利休の茶器」を仕立て上げ一攫千金を狙う。やがて彼らの計画は家族や仲間、文化庁までも巻き込む大騒動に発展し…。骨董ロマンあふれる、開運お宝コメディ。
著者等紹介
今井雅子[イマイマサコ]
大阪府堺市出身。堺親善大使。テレビ作品、映画などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Smileえっちゃん
54
映画の予告で知った読了本。表題、表紙からして、何が起こるか楽しみにしながら読み進む。大阪堺を舞台に繰り広げる騙しあい。騙す方も、騙される方も真剣勝負。関西弁がすんなり入ってきて軽く読めた。落ちぶれた陶芸家がちょっとかわいそうな感じ・・・映画が見たかった。2021/05/18
大阪のきんちゃん2
11
映画館でフライヤーを見て図書館で借りました。 慌て者デス。映画はこの本の続編でしたawww この本は2017年公開の1作目のノベライズ本です。 コテコテのコメディ!面白かったデス。 何や某TV局の某鑑定番組・某鑑定士そのまんまうつしたんとしか思えまヘン。 落語か漫談の世界で堺の街が舞台。骨董、ここではお茶碗のまがいもんで騙し騙されドンデン返しの痛快コメディを楽しむしかありませんネ。 軽く読めて息抜きになりました!2020/03/19
まあ
11
映画「嘘八百」の続編が公開されるということで、取り急ぎ前作のノベライズを取り急ぎ手に取った。続編の映画の前作を把握するために前作の小説を読むって行為は凄く健全だと思う。(森川葵ちゃんのインスタに嘘八百の続編が映画館で公開されるのを知ったよ。やぷー!急いで前作のノベライズを読んだら葵ちゃんが演じるいまりがめっちゃ可愛い!週末、映画館でいまりに会わないとね!)。 久々にエンタメ系小説を読んだ。小説って娯楽要素もあって、他のコンテンツにもひけをとらない。しょっぱい読書家ながら読書家として誇りたくなった。2020/02/05
喪中の雨巫女。
9
《私-蔵書》中井貴一さんと佐々木蔵之介さんの大好きな俳優さん二人主演の映画ノベライズ。まだ、観ていないが、続編も出来たし、観てみたいなあ。2020/04/30
ツン
8
全般的に抑えぎみでかかれている感じ。小説よりも映画がきっと面白い2020/10/20