内容説明
知らなかった!初めて出会うアメリカの家庭のおやつは、ルールにとらわれない効率的なパイやケーキのレシピばかり。
目次
1 クッキー&バー(チョコレートチップクッキー;カウボーイクッキー ほか)
2 ケーキ(イエローケーキ;ホワイトケーキ ほか)
3 パイ(熱湯パイ生地;バターミルクのパイ生地 ほか)
4 プディングとその他のデザート(バナナプディング;レモンミステリープディング ほか)
著者等紹介
原亜樹子[ハラアキコ]
菓子文化研究家(アメリカ菓子&和菓子)。1978年千葉県生まれ。1995年から96年にかけて、アメリカ・イリノイ州のMacArthur高等学校へ留学。東京外国語大学で食の文化人類学を学ぶ。卒業後、国家公務員として特許庁に入庁。ル・コルドンブルー(東京校)で菓子ディプロム取得。入庁6年目に退職し、菓子文化研究家へ転身。現在、生活情報サイトオールアバウト「和菓子」担当ガイド。製菓衛生師、ティーインストラクター(日本紅茶協会認定)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
60
写真だけでも、ホッとするような和む気分になれるお菓子の数々。大恐慌とかクレイジーとか絶望とかの名前を聞いても由来を見ると納得しちゃうし、カロリー心配になるのも多いけど、やっぱり美味しそう。個人的に気になるのはバルティモア婦人のケーキにハミングバードケーキ。ついイエローケーキと聞くとウランを連想してひえっとなったけど(名前を聞いた某ミステリの影響もあり)、こっちのはしっとり軽そう。2022/06/09
アズル
18
図書館本。ヨーロッパのお菓子とも違う、妙にどっしりとした印象のお菓子。日本ではなかなか入手しづらい材料も多かったです。2017/03/02
くさてる
11
クッキー、ケーキ、パイにプディング…アメリカおやつといえば工場で大量生産のお菓子が浮かびますが、ここで紹介されているのは、もっと素朴な、家庭やバザーで作られているような手作りのお菓子です。写真も綺麗でレシピも充実していますが、それぞれのお菓子の背景にある歴史やエピソードも添えられていて、読み物としても楽しめました。ノスタルジーを感じる癒しの味、という表現がぴったりです。2014/04/22
更紗蝦
10
18pの『アメリカンクッキーの食感』というコラムは、英語の勉強になります。濃厚でねっとりした食感は「Chewy」「Gooey」(ここにキャラメルアイシングが加われば「Sticky」)、しっとり柔らかな食感は「Moist」、サクサク・パリパリした食感は「Crunchy」、カリッとした食感は「Crispy」だそうです。2014/09/17
きゆらむ
6
図書館の棚にイギリスのお菓子関係の本がなくって代わりに借りてきた。イギリスほど萌えないんだよなぁ、と思ってたが読んだら面白い。作りたいものが沢山。特に変わった作り方をするプレーンケーキ4種とバター使わず、オイルで作る練りパイ生地は作ってみたい、でも時間がなくて今回は無理だ。筆者が「私が美味しいと感じるくらいに甘さを抑えた」と色々なレシピで言ってて、本場はどれだけ甘いんだろうとちょっとおかしかった。2017/12/07