内容説明
最新の作品を多数掲載した、謎に包まれた彼の全てが分かる作品集!バンクシーの核心に迫る初の作品解説集ついに邦訳。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nizimasu
4
判型が大きくて、バンクシーの作品も年代を追って掲載している内容でかなり網羅的で楽しめる。いわゆるグラフェティアーティストから、現代アートの視点で評価されるあたりは、映画「エグジットスルーザギフトショップ」で見ていたのでわかっていたんだけど、その作品の背景にある格差社会や監視社会への風刺の解説はなかなか的確でわかりやすい。この思想には、サッチャーズム以降のイギリス社会への批判から、時期を経て、貧困への憤りや、国家観の対立や資本主義など実に示唆に富んでいて、彼の思想を知る上では、日本語は読みにくいが最適な本だ2014/04/27
diesuk
2
バンクシーの作品集。彼の思想がパンクな文体で書かれている。この文体には少し違和感があったけど、思想を知ることができておもしろかった。たくさんの作品が載ってるので、それをみるだけで大満足。バンクシーの作品はストリートアート。グラフィティ(正確にはステンシル)だから、壁の持ち主が落書きとまなして消してしまうことがある。だから写真でしか見られない作品も多いし、ギャラリーで見られるようなものでもない。それをこうやって一度に見ることができるのはありがたい。バンクシーの皮肉たっぷりでユーモア溢れる作品はとても好きだ。2014/02/20
Azure
0
この本を読んだからと言ってバンクシーとは何者なのか、というのがわかるわけでもないが、その世界観に触れるかなり身近な手段である。また、非常に親しげな(わかりやすいわけではないが)日本語の説明がついているのもありがたい。ストリートアートというものの見方が変わることにはなるかもしれない。2017/08/31
かおる
0
バンクシーの作品解説集だが、翻訳調のフランクな文章でスラスラ読めた。なんとなくバンクシー作品について難しいウンチクを語るのはナンセンスな気がする。ブルースリーの名言にもあったなあ。「考えるな。感じろ」2016/04/02
0422
0
とてもいい。2018/10/15
-
- 和書
- 権力論 岩波現代文庫