内容説明
危険思想の軌跡。犯罪革命論から窮民革命論へ…平岡革命思想の形成と展開。
目次
犯罪の擁護
黄昏からのあいさつ
韃靼人ふう
犯罪あるいは革命に関する諸章
座頭市オゥ・ゴー・ゴー
ジャズ宣言
コルトレーン・テーゼ
ジャズ・シーンにおいて理論の先行は可能か
下方の前衛について
殺人論
谷川雁の不愉快な非転向
昭和元禄水滸伝抒説
暴力論
反面同志の死
『あらゆる犯罪は革命的である』引首
犯罪と革命接近し白熱す
中国人は日本で何をされたか
シンポジウム「犯罪とは何か」を終えて
’45~’72めぐる因果の糸車―『あらゆる犯罪は革命的である』のあらすじにかえて
あねさん待ちまち水滸伝
太平洋戦争草稿・解説
石原莞爾試論
著者等紹介
平岡正明[ヒラオカマサアキ]
1941年東京に生まれる。1960年の安保闘争に共産主義者同盟員として参加、61年、犯罪者同盟結成、この機関紙に「犯罪の擁護」などを執筆したのを端緒に著作活動を開始。谷川雁とわたりあったテック闘争や、ミクロネシアのポナペ(ポンペイ)独立運動、横浜・野毛の大道芸イベントなどに積極的にかかわりながら、革命論、犯罪論からジャズ、歌謡曲、浪曲、落語まで、多数のジャンルを横断的に論じ、その全てにおいて新たな世界を開いた。2009年没。著作は生前だけで一二〇冊余に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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