内容説明
気鋭の作家/キュレーター/研究者22人による論考+インタビューによって、帝国主義が隠蔽してきた“芸術”、そして“日本美術史”なるフィクションを解体=再編し、読みかえを迫る出色の論集。
目次
第1章 虚構としての“日本美術史”
第2章 脱帝国の美術史1―フェミニズムの視点から
第3章 脱帝国の美術史2―エスニック・マイノリティ、障害、クィア
第4章 天皇(制)をめぐって
第5章 戦後アジアを再考する
第6章 “近代”を問い直す―周縁と中心から
第7章 レイシズムを可視化する
著者等紹介
小田原のどか[オダワラノドカ]
彫刻家・評論家、芸術学博士(筑波大学)、出版社代表。1985年宮城県生
山本浩貴[ヤマモトヒロキ]
文化研究者、アーティスト、金沢美術工芸大学講師。1986年千葉県生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
43
新刊コーナーより夫が借りてきました。日本で「芸術」の存在意義を真剣に考える、どちらかといえばメインストリームへの抵抗を感じる人たちが集まった本です。自分は友人のスペースで展示されたアーティストの部分と「虚構としての日本美術史」、脱帝国主義の美術史を興味深く読みました。執筆者たちの意欲は認めますし、賛同する部分は多いのですが、いかんせん読みにくい。分厚いし白黒だし、デザイン性も低い。これじゃあ一般の方はあまり読まないだろうなあ…。2024/03/24
onepei
1
興味のあるところを読む2024/04/14
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