内容説明
革命の経験としての自由民権運動、そのとき、兆民はルソーをどう読んだのか。近代史を再構成するとともに近代の政治そのものを問い直す斬新にして鋭利な書き下ろし。
目次
1 結社の乱 国会創設を目指して
2 愛国社 人民の天は人民なり
3 ドキュメント 国会期成同盟第二回大会
4 合法無血のクーデタ
5 政論家中江兆民、登場
6 兆民と一緒に読むルソー(一)民約共同体
7 兆民と一緒に読むルソー(二)樫の木の下の国家
8 政論、沖天の勢い 兆民の民権運動
9 政論家の頂点 東雲新聞時代
10 中江兆民退場 明治憲法体制へ
著者等紹介
長崎浩[ナガサキヒロシ]
1937年生まれ。1960年、東京大学理学部卒業。大学院数物系中退。63年から70年まで、東京大学物性研究所助手。以降、東北大学医学部、東京都老人総合研究所、東北文化学園大学に勤務。第一次共産主義者同盟で活動、東大全共闘運動に助手共闘として参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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