シリーズ〈哲学への扉〉<br> 創造とアナーキー―資本主義宗教の時代における作品

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シリーズ〈哲学への扉〉
創造とアナーキー―資本主義宗教の時代における作品

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  • サイズ B40判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784865031379
  • NDC分類 137
  • Cコード C0010

内容説明

スイスの建築学校でおこなわれた連続講演をもとに、芸術作品の考古学、創造行為とは何か、我有化しえないもの、命令とは何か、宗教としての資本主義、という五つの主題をめぐり、諸学を横断しつつ概念の星座を探索する、アガンベンの思考のエッセンス。“ホモ・サケル”シリーズ以後の哲学者の現在地と行く先を示す、鮮やかな入門編。「わたしがあなたがたの考察に委ねたいことがあるとすれば、それはまさしくアナーキーの問題である」。

目次

第1章 芸術作品の考古学
第2章 創造行為とは何か
第3章 我有化しえないもの
第4章 命令とは何か
第5章 宗教としての資本主義

著者等紹介

アガンベン,ジョルジョ[アガンベン,ジョルジョ] [Agamben,Giorgio]
1942‐。イタリアの哲学者

岡田温司[オカダアツシ]
1954‐。京都精華大学大学院特任教授、京都大学名誉教授

中村魁[ナカムラカイ]
1995‐。京都大学大学院人間・環境学研究科在学。アガンベンを中心とした西洋の哲学、現代思想を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sayan

13
終末論を欠き制度化された「信じるという形式」を資本主義に見出す。キリスト教には洗礼・信仰・懺悔・赦し・審判・救済からなる終末論的な時間構造がある、しかし資本主義にはない。あるのは信仰=信用による持続と無限の更新だけ。人は信頼される存在=人的資本として自らを差し出す制度=SNSにすがる。いいね・フォロワー数の増減に“自身を改善可能なもの”として終わりなき、果てしない自身の更新を続ける。ドSアガンベンが聞いてくる「自己最適化の無限螺旋に身をゆだねて幸せ?」と。宗教構造から資本主義と人間を映す議論に圧倒される。2025/05/02

kentaro mori

3
⚫︎芸術とは、わたしたちが芸術家と呼ぶ匿名の存在が、たえずある実践と関係しつづけることによって、みずからの生を生の形式として構成しようと努めるさいの様態のことにほかならない。画家の生、家具職人の生、建築家の生、コントラバス奏者の生。そこにおいて問われているのは、あらゆる<生の形式>においてそうであるように、その人物の幸福以外の何ものでもない。⚫︎あらゆる人間の潜勢力は、等しく根源的に非の潜勢力である。人間にとって、〜である能力、〜する能力はいずれも、構成上それ自体の欠如と結びついているのだ。(...)2025/02/27

achagi

2
アガンペンの中では論旨がめいかくでよみやすい 2024/02/05

一郎二郎

2
目的を持った歴史の終焉。その時出現する主人であろうという意志。これは、潜勢力が現勢態へと移行する事を命じる命令という形を持つ。主人の目的は自己の力能を増進し続ける事のみだ。それが資本主義、管理的な社会、アートの存在論的基礎となっている。故に抵抗は、潜勢力が元々持つ現勢力に対する抵抗(しないでいる能力=非潜勢力)に求められる。人間的な世界の開けは、動物的世界に非潜勢力が加わる事で可能となった。正義や美が立ち現れるのも、非潜勢力をめぐってだ。例えば、我有化しえないものとの関係としての貧しさ。様々な生の型式。2022/10/22

ちゃすくん

1
アガンベンの入門編を読んでいるんだという気概で読んでいた。当初は「目的」について哲学的に考察を深めようという動機から読み始めていたのだが、気づけばそれ以外の追求したいテーマが山積してしまうというオチ。だが、目的の破綻した?資本主義の中で生きている人間が目的について考えざるを得ないのは当然だな、という気にもなり。もう一読すれば把握できそう2024/09/14

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