内容説明
無能力からなる存在の仕方とこれによる残酷な本質の変形とが、あるいは差異の肯定の絶対的様式だけが、人間本性が自然に内在する様態なのである。この意味で本書にあるのは、いかなる様相も焼尽したなかでの思考の様式と身体の触発である。
目次
残酷と無能力
1(死の哲学;死の系譜学―“パンデミック―来るべき民衆”の傍らで)
2(スピノザと分裂分析的思考―その三つの哲学的問題群;ドゥルーズと死の哲学;死体を触発する;デイヴィッド・リンチと様相なき世界;貧素であれ、離脱的であれ―デュラスとともに思考すること ほか)
著者等紹介
江川隆男[エガワタカオ]
1958年生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
3
残酷と無能力 死の哲学: 不死に至る病 死の遠近法 死の哲学 死の系譜学 パンデミック―来るべき民衆の傍らで 死の倫理学―局所的民衆とは何か 死の自然学―パンデミックの傍らで スピノザと分裂分析的思考―その三つの哲学的問題群 ドゥルーズと死の哲学 死体を触発する デイヴィッド・リンチと様相なき世界 貧素であれ、離脱的であれ―デュラスとともに思考すること 骨と血からなる非-存在 中間休止と脆弱さの規模―天災と人災の究極的融合について 自由意志なき自由への道―行動変容から欲望変質へ 批判/臨床の平面論2021/12/29
2
江川隆男の本を読んでいると文体も相まってなんだかすごい、とバカみたいな感想しか持つことが出来ないのだが、<強度=0>としての「器官なき身体」がある意味では、徹底した「減算」の果てにしか見出されるものであることは理解できる。スピノザにアルトーを突き合わせること、デュラス論やゾンビ論なんかが、むしろ、その「器官なき身体」の所在を語るのではなく、その輪郭を指し示そうとする不断の運動として書いている。2024/02/04
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