シリーズ・古典転生<br> 数理哲学論集―イデア・実在・弁証法

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シリーズ・古典転生
数理哲学論集―イデア・実在・弁証法

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784865031102
  • NDC分類 410.1
  • Cコード C1010

内容説明

若くしてナチスの銃弾に倒れたロトマン(1908‐1944)は、カヴァイエス(1903‐1944)と同様に、戦後のフランスにおける独創的な数理哲学の豊かな源泉であり続けてきた。博士副論文『数理諸科学の現代的展開における統一性について』(1937年)、『数学の弁証法的構造について:新たな探求』(1939年)、および死後に刊行された遺稿「数学と物理学における対称性と破れた対称性」「時間の問題」(1946年)を収録し、ドゥルーズやバディウにも多大なる影響を与えてきた主要論考を集成する。

目次

翻訳(数理諸科学の現代的展開における統一性について;数学の弁証法的構造について―新たな探究の試み;数学と物理学における対称性と破れた対称性;時間の問題)
解説(現代フランス哲学の先駆者アルベール・ロトマン;ロトマンの数理哲学におけるプラトニスム―イデアとディアレクティック;ロトマンの数理物理学の理解と20世紀初頭のフランス哲学史;ロトマンの数理物理学の哲学と現代の素粒子の標準模型)

著者等紹介

ロトマン,アルベール[ロトマン,アルベール] [Lautman,Albert]
1908年2月8日パリ生まれ。1926年高等師範学校入学、1930年アグレガシオン合格。1931年9月から2年間訪日し、大阪で教鞭を執る。フランス帰国後は各地のリセで教えつつ数理哲学の研究を進め、1937年博士号を取得。第二次大戦で対独戦争に参加し、動員解除後はトゥールーズなどで対独レジスタンス活動に身を投じる。1944年5月ドイツ警察に逮捕、同年8月1日ジロンド県スージュ収容所で銃殺された(享年36)

近藤和敬[コンドウカズノリ]
1979年生まれ。福井県で育つ。鹿児島大学法文教育学域法文学系准教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間科学)。専門はエピステモロジー、概念の哲学、現代思想

中村大介[ナカムラダイスケ]
1976年生まれ。千葉県で育つ。豊橋技術科学大学総合教育院准教授。パリ西大学大学院認識・言語・モデル化博士課程修了(哲学博士)。専門はエピステモロジー、カヴァイエス研究

原田雅樹[ハラダマサキ]
1967年神奈川県生まれ。パリ・ディドロ(第7)大学大学院科学史・科学哲学専攻博士課程修了。博士(科学史・科学哲学)。仙台白百合女子大学准教授、清泉女子大学教授を経て、関西学院大学文学部教授。専門はフランス哲学、物理学の哲学

米虫正巳[コメムシマサミ]
1967年生まれ。大阪府で育つ。関西学院大学教授。大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。大阪大学博士(文学)。専門はフランス哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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1
数という普遍的概念によって、量という異なる領域の研究が可能になるインド的数学と、領域が領域自身に固有で領域自身を特徴づける数の体系の存在をもたらし、そこでの大域構造が問題になるギリシャ的数学という対立がある。現代数学の例は対立が還元されることを示す。つまり、インドの無限の内的構造は、ギリシャの有限の内的構造を「模倣」し、他方で有限の構造が無限の領域を「表現」するものとしてこの無限の領域を包み込む。これが量子力学を先導する図式でもあるし、ハイデガーの「根拠の本質について」の読解によって現象学にも導入される。2022/10/09

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