内容説明
アートと政治?!複数の過去/現在/未来がぶつかりあう場としての現代美術館。投機的な思惑によって動く美術市場や非政治的な相対主義が支配する現代美術の現状に抗して、ローカルかつグローバルな政治的状況にひきつけてコレクションを展示する三つの現代美術館の事例を紹介し、「コンテンポラリー・アート」の「コンテンポラリー」の意味をラディカルに問う。
目次
1 なかに入る
2 現代美術館
3 コンテンポラリーを理論化する
4 タイム・マシンズ―ファン・アッベミュージアム
5 共有物のアーカイヴ―ソフィア王妃芸術センター
6 反復―メテルコヴァ現代美術館 リュブリャナ
7 弁証法的同時代性
著者等紹介
ビショップ,クレア[ビショップ,クレア] [Bishop,Claire]
1971年、英国生まれ。ニューヨーク市立大学大学院センター美術史PhDプログラムを拠点とする美術史家・批評家
ペルジョヴスキ,ダン[ペルジョヴスキ,ダン] [Perjovschi,Dan]
1961年、ルーマニア生まれ。ドローイング、風刺漫画、グラフィティといった媒体を用いるアーティスト。『Revista 22』誌の編集作業を通じて、ルーマニアの市民社会の発展において意欲的な役割を果たしている。彼のドローイングの多くは、時事問題や文化的出来事についての政治的批評である。1999年のヴェネチア・ビエンナーレにルーマニア代表として参加するなど、世界中のビエンナーレや美術館で展示を行っている。現在ブカレストに居住し、活動
村田大輔[ムラタダイスケ]
1976年生まれ。ハワイ大学大学院修士課程修了(アジア美術史)。金沢21世紀美術館、富山市ガラス美術館を経て、現在、兵庫県立美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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龍國竣/リュウゴク
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