感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
32
ドストエフスキーがテーマの東浩紀、亀山郁夫、乗松亨平、番場俊の座談会が色々考えさせられました。東と番場の立場が対立しており、亀山が東寄り、乗松が調停者ですが、はっきりいって3対1です。番場はいつまで経っても自分の立場を崩さないので、ハラハラしながら読めます。東、亀山は、資本主義に抵抗するドストの二次創作的読み替えが実は資本主義的であり、今日的な意味があるという立場です。他方、番場はドストの登場人物は固定的なキャラクターとして取り出すことの不可能性である。二次創作はキャラクター小説を生み出すだけで、東、亀山2019/06/12
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