内容説明
日本を代表する美術評論家でありキュレーターであった南嶌宏(1957‐2016)。時代と対峙するそのユニークな視点からつむぎあげた美術評論集。
目次
voceの遠景(アン・ハミルトン)
飛ぶ教室 死を越えていくためのパンセ(八谷和彦)
静聴せよ。美と共同体と芸術闘争に就いて、静聴せよ(森村泰昌)
死の光、再び(宮島達男)
ノヴェンバー・ステップス(日比野克彦)
霊性の凱旋(やなぎみわ)
絶対の孤独(岡本太郎)
ディスレクシアの海(草間彌生)
イレネの抱擁(海老原喜之助)
聖なる記憶の媒介者(横尾忠則)〔ほか〕
著者等紹介
南嶌宏[ミナミシマヒロシ]
1957年10月4日、長野県生まれ。美術評論家、キュレーター。専門は、芸術学、現代美術思想研究、旧共産主義の現代美術研究。長野県飯田高等学校、筑波大学芸術専門学群芸術学専攻卒業。インド放浪を経て、いわき市立美術館、広島市現代美術館の運営に参画する。1993年、カルティエ現代美術財団奨学生としてパリへ留学。2000年4月から熊本市現代美術館の運営に参画し学芸課長兼副館長、館長を歴任。2008年3月に熊本市現代美術館長を退任し、同四月に女子美術大学芸術学部芸術学科教授に就任。第53回ベネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー(2009年)。全国美術館会議理事、国際美術評論家連盟理事などを歴任。第3回西洋美術振興財団学術賞受賞(2009年)。2016年1月10日、松本市内の病院で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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