内容説明
韓国ポピュラー・ミュージックの西洋化とその内面化の過程を、そこに立ち合った音楽家たちとの対話を重ね、詳細に描きだす。アメリカ、イギリス、日本からの大衆音楽の受容と文化政治的影響をアジア的視座で論じるための出発点となる画期的研究。
目次
第1部 韓国ポップの誕生と革命(米八軍舞台と「洋楽」の流入;一般舞台と歌謡の西洋化;ツウィストの時代とコンボ・バンド;ヴォーカル・グループとヴォーカル・コンボ;「四人の男たち」の時代と生音楽サロン ほか)
第2部 韓国フォークとロック、その絶頂と分化(フォーク、自作自演の自意識と社会批判のメッセージ;ソウル・サイケがフォークと融合し韓国的ポップに;ゴーゴー・クラブ、ある夜の革命あるいは一夜の夢;フォーク・ソングとグループ・サウンズが出会い、そして別れる;フォーク・ロックの絶頂、オリエント・サウンド ほか)
著者等紹介
申鉉準[シンヒョンジュン]
1962年ソウル生まれ。ソウル大学校経済学科で韓国の音楽産業についての研究で博士学位を取得し、2003年より聖公会大学校で教授として研究と講義を担当している。学術活動のほか、大衆音楽/大衆文化分野のジャーナリストとしても長らく活動してきた。2000年代半ばに国際交流活動に尽力し、国際ジャーナルである「Inter‐Asia Cultural Studies」誌の編集委員、「Popular Music」誌の国際顧問委員を歴任し、このふたつのジャーナルで、アジアの大衆音楽の特集号の編集者としての役割も果たしてきた
李鎔宇[イヨンウ]
現在、韓国大衆音楽賞選定委員であり、単行本編集者として活動
崔智善[チェジソン]
大衆音楽評論家
平田由紀江[ヒラタユキエ]
1973年生まれ。専門は文化研究・社会学。獨協大学国際教養学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 核酸有機化学